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狭心症の治療方針
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虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の予防的意味では、節度のある日常生活を心がけ、食べすぎ、飲みすぎを避け、バランスのよい食事を摂り、禁煙し、適度な運動を行うこと、また、十分な休養と睡眠をとることが必要です。
しかし、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の発作や症状が起こった場合には、早期に適切な治療が必要です。治療方法は、症状や段階に応じて「薬物療法」「カテーテルによる治療」、および「外科手術」などがあります。
狭心症や心筋梗塞の発作が起こったときには、ためらうことなく救急車を呼び、CCU(冠動脈疾患の集中監視と治療体制を備えた設備)がある緊急病院へ搬送してもらい手当てをうけることが大切です。早ければ早いほど救命率が上がります。
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薬物療法
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薬物療法としては、血管を拡張して血液の流れをよくする血管拡張剤、血圧を下げて心臓の負担を軽くする血圧降下剤、血液の粘度を下げ血液をサラサラにする抗血小板剤、尿が多量にでるようにして心臓の負担を軽減する利尿剤、心臓の働き自体を強くする強心剤、脈の乱れを正常にする抗不整脈剤などの医薬が、症状に合わせて使用されます。
狭心症の緊急特効薬は、血管拡張剤としての硝酸薬(ニトログリセリン錠)やカルシウム拮抗薬です。中でも硝酸塩の舌下錠は即効性があり狭心症の発作時に特効的に効きます。発作が起きそうなときに直前に用いることもできます。
皮膚に貼って、皮膚から薬成分を吸収させる貼付薬・経皮吸収剤もあります。これはあくまでも予防薬であり、発作止めにはなりませんが、効き目の持続性があるので就寝前に貼っておけば、早朝発作を防止する効果があります。貼付薬は、お腹の上部や胸、上腕部などで皮膚の柔らかい部位に貼りますが、皮膚への刺激を避けるため、毎回、少しずつ貼る場所を変えないといけません。
尚、この貼付薬には、眩暈(めまい)やふらつき、立ちくらみ、血圧低下を起こし易い副作用があります。長時間貼付し続けると激しい頭痛が起こることもあります。急に立ち上がったり、激しい動作はさけてください。車の運転なども注意が必要です。副作用が出る場合には危険な場合もありますので、すぐに主治医に相談してください。
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カテーテルによる治療
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カテーテルによる治療方法は、狭心症や心筋梗塞の直接原因である傷んで狭くなった冠動脈の病変部内部に直径2〜4ミリ、長さ20ミリくらいの小さな風船を挿入し膨らませて、冠動脈を内側より拡張する方法です。
このカテーテルによる方法は、比較的軽症の患者に適用されます。風船は血管を広げた後で縮ませて抜き去ります。この他にも、ステントと呼ばれる小さな筒状の金網を血管の内部に入れて膨らませ、そのまま入れておく方法もあります。
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外科手術
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更に重症の患者には冠動脈バイパス手術という、大掛かりな外科治療が必要となります。この方法では、狭くなった血管部分や、閉塞した病変部の先に、別の血管を繋いで血液の流れをよくする血液のバイパス路をつくる方法です。
以前には、人工心肺を使いながら心臓を完全停止させてこの手術は行われましたが、最近の医学の進歩で、現在では心臓を停止させることなく手術することが可能となっています。とはいえ、いずれにしても極めて高度な設備とテクニックが必要な手術に違いはありません。
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