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エコノミー症候群とは?
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エコノミー症候群は、飛行機などの乗り物で窮屈な姿勢で長時間座り続けていると足の血管内に血栓(血の塊)ができてしまう病気のことです。正式名称は静脈血栓塞栓症(肺血栓塞栓症と深部静脈血栓症)と呼ばれます。飛行機などの乗客に多く発生することから、エコノミークラス症候群、旅行者血栓症、ロングフライト血栓症などとも呼ばれます。
エコノミー症候群は、下肢や上腕、大腿静脈内などに血栓(血の塊)が出来てしまう病気で、静脈が強く圧迫されやすい肥満型の人や、血液を固める作用を伴う経口避妊薬を飲んでいる人などが罹りやすいといわれます。
飛行機の中では湿度が20%程度しかなく、体内の水分が失われ脱水症状が起こりやすく、血液が濃い状態になります。飛行機に限ることなく、乾燥した場所で十分な水分を摂取せずに、長時間にわたって窮屈な姿勢を続けると、足のももの裏側が圧迫されて、静脈内に血栓ができてしまうのです。
エコノミー症候群の怖いところは、静脈内に出来た血栓が、血流に乗って肺へ流れ込み、肺動脈を詰まらせる肺塞栓症になってしまうことです。肺動脈が詰まると、その先の肺胞に血液が届かないために、肺機能が失われ、呼吸困難、動悸、胸の痛みなどをきたします。また、肺の血管抵抗が増大して全身への血液循環に支障をきたすことにもなります。初期には胸焼けや発熱が現れ、もっと進行すると死にいたることもあります。
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エコノミー症候群の原因
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エコノミー症候群の原因は、とても簡単です。同じ姿勢を長時間続けていると、下肢や上腕、大腿静脈内などに血の塊ができ、この塊が血流に乗って移動し肺動脈を詰まらせるのです。長時間、同じ姿勢を保ち続けることがエコノミー症候群を引き起こす直接原因となります。
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エコノミー症候群の診断
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次のような病気や症状を持つ人が長時間にわたり同じ姿勢を取ると、エコノミー症候群を起こしやすいとされています。エコノミー症候群の診断とは異なりますが、自分のことをよく承知した上で、飛行機に搭乗するときなどには事前に対策をとることが必要です。飛行機での長時間旅行に出かける前には、あらかじめかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
・肥満
・深部静脈血栓症の既往歴のある人
・下肢の手術をしたり、けがをしている人
・血液凝固能異常者
・下肢静脈瘤のある人
・悪性腫瘍のある人
・経口避妊薬の使用者
・妊娠中、出産後の人
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エコノミー症候群の治療
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エコノミー症候群は、飛行機内などで発症してしまうと十分な手当てを受けることもできないなど怖い病気ですが、あらかじめ原因が分かっているだけに、それなりに気をつければ予防は可能です。次のような点に注意しましょう。
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身体を動かす
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飛行機内などで、座ったままの姿勢が長く続くのはよくないので、手足を動かしたり、ときには歩き回るなどします。その場で立ったり座ったりするだけでも血液の循環がよくなり効果があります。座ったままでも足の位置を変えたり、足を上げ、足首を曲げ伸ばす運動をしましょう。
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水分補給
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エコノミー症候群では、脱水症状が危険な状態を招きます。適度な運動はもちろん必要ですが、水分補給も忘れてはいけません。特に飛行機の中は非常に乾燥していて体内の水分が失われやすいのです。なるべく多めに水分を摂取しましょう。
最近は機内にテロ対策のためにペットボトルが持ち込めませんが、アテンダントに水をお願いしてこまめに飲むようにするといいです。また、風邪薬などのアスピリンは血液の凝固を防ぐ作用があるので、飛行機に乗る前に少量服用するのも効果的です。
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アルコールは控え目
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アルコールを飲むと尿のでがよくなり、それだけ血液中の水分が減少します。このままでは血栓が出来やすくなりますから、アルコールを飲む量は控え目にし、かつ水分の補給を下ならすしましょう。
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服装はゆったり
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飛行機に乗り込んだら、正装ではなく、できるだけゆったりした服装になりましょう。ジーパンなどはあまりよくないでしょう。またネクタイも緩めるか外しましょう。
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飛行機搭乗前に
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飛行機に搭乗する前には、スナックを食べたり、軽めの食事をしておくと血行をよくし血液凝固予防になります。また、アルコールは摂取せず、ミネラルウオーターなどを飲んでおきましょう。
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