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三叉神経痛

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三叉神経痛 てんかん アルツハイマー病 パーキンソン病
本態性振戦 もやもや病 未破裂脳動脈瘤

 顔面の感覚を脳に伝える三つの神経、眼神経、上顎神経、下顎神経を三叉神経といい、このうちのどれかの神経に非常に強い痛みを感じる神経痛を三叉神経痛といいます。通常、顔面の片側に電気が走るような衝撃的な痛みが現れます。顔に触れたり、ものを噛んだりしただけで飛び上がるほどの痛みが走ります。


 三叉神経痛は、どの年齢層の成人にも起こりえますが、通常は中年や高齢者に多く発症し、特に女性に多いです。

脳・神経:三叉神経痛
三叉神経痛とは?  顔面の感覚を脳に伝える神経は三叉神経と呼ばれ、眼神経(第1枝)、上顎神経(第2枝)、下顎神経(第3枝)の三本の枝からなります。三叉神経痛という病気は、これら3本の神経のどれかに非常に激しい痛みを感じる病気です。三叉神経痛は疼痛性チックと呼ばれることもあります。

 三叉神経痛の痛みには特徴があって、非常に激しい痛みですが突発的で短時間の痛みが主体で、電気ショックを受けたような痛みが数秒、長くても数十秒程度のあいだ続きます。痛みの持続時間は短いのですが、症状は繰り返し起こります。

 三叉神経痛の痛みは日常生活の中でちょっとしたことから誘引されます。洗顔、歯磨き、ひげそり、お化粧、ものを噛む動作、冷たい水をのんだり冷たい風に吹かれたりしたとき、軽く顔に触ったときなどで誘発されることが多いです。季節的には1、2月の寒い時期が多いです。

三叉神経痛の原因  三叉神経痛には、原因が明確ではない突発性三叉神経痛と、なんらかの原因疾患のある症候性三叉神経痛とがあります。このうち突発性のものは上顎神経(第2枝)、下顎神経(第3枝)に多く、症候性のものは眼神経(第1枝)に多く現れます。

 症候性の三叉神経痛の原因は、動脈硬化などの理由で形が変形した動脈や静脈が三叉神経に直接触れて、神経を圧迫するためと考えられています。その他にも、炎症や外傷、帯状疱疹ウイルス、多発性硬化症、脳腫瘍などによる神経の損傷などが原因となるものもあります。

三叉神経痛の診断  三叉神経痛の診断は通常詳しい問診ではじまります。三叉神経痛では、強烈な痛みが瞬間的に走り、繰り返し起こるなどの特徴的であるため、医師には容易に判定できます。さらに詳しく調べるにはMRIによる脳、顔面の詳細写真の撮影が有用です。神経が血管などで圧迫されている様子などが直接確認できるほか、脳腫瘍が原因の場合にも早期発見が可能となります。

三叉神経痛の治療  三叉神経痛の治療として、痛みに神経を集中しないと苦痛を軽減できるとの考えがあります。しかし、本格的に治療するには、抗てんかん薬、抗うつ薬、麻酔薬などによる内服治療法と手術療法とがあります。医薬による治療では、時に副作用がおこります。ふらつきやねむ気などの副作用がでることがあります。

内服治療法 持続性の三叉神経痛に抗てんかん薬のカルバマゼピン、バルプロ酸ナトリウムとフェニトインなどを用いると痛みを軽減する効果があり、8割以上の人で痛みが消失あるいは軽減されます。

痛みの発作が長期にわたるために、うつ症状がでている場合には、抗うつ薬を用いてうつ状態を改善することができますが、三叉神経痛自体を治療することはできません。

三叉神経痛を引き起こしている神経に麻酔薬を注入して痛みの伝達経路を遮断する方法があり、神経ブロック法と呼ばれています。痛みを無くす確実な効果はありますが、薬の効果がきれるたびち注入をしなければいけません。また、顔がむくむなどの副作用があることが知られており、誰にでも適用できる方法とはなっておりません。

なお、医薬による治療では、時に副作用がおこります。ふらつきやねむ気などの副作用がでることがあります。稀には肝機能を悪化させることもあり、定期的な血液検査が必要となります。
手術療法 飲み薬で改善がみられないときや、副作用のため薬の服用が困難な場合には、MRIでの検査結果に基づいて手術による方法が採用されます。

最も確実な手術法は、微小血管減圧術と呼ばれる方法で、現在では三叉神経痛の標準的な治療法となっています。三叉神経痛の原因となっている脳血管神経への圧迫を取り去るという手術です。この手術では、耳の後ろ側の皮膚を3〜5センチくらい切開し、頭蓋骨に十円玉くらいの穴を開けて、神経を圧迫している血管を移動します。血管による神経の圧迫という原因をなくすことでこの病気は完治します。

一方、もしも脳腫瘍が原因である場合には脳腫瘍を摘出して、腫瘍による神経への圧迫を取り除きます。