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本態性振戦とは?
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振戦とは、自分の意思とは無関係に規則的なふるえが生じる不随意運動のことです。パーキンソン病では安静時に振戦が起こりますが、本態性振戦では文字を書こうとしたときや食事のとき、ボタンを嵌めようとするときなどにふるえが出現します。このため、動作時振戦とか姿勢時振戦とも呼ばれます。
本態性振戦は、ふるえを唯一の症状とする神経疾患で、そのたの症状はありません。一般に疲れたときや、精神が緊張したときにふるえがでます。ここで本態性振戦の例をいくつか挙げておきます。
・文字を書こうとすると手が震える。
・箸でものをつかもうとすると手が震える。
・コップを持つ手が震える。
・衣服のボタンを嵌めようとすると手が震えてうまく嵌められない。
・頭が震える。
・人前であいさつしようとすると、声が震える。
本態性振戦には男女差はありません。通常、高齢になるほど多くなる病気ですが、若い人にも発症することがあります。若い人がこの病気になる場合は、遺伝的要素が作用している可能性があります。
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本態性振戦の原因
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本態性振戦の原因はよく分かっておりません。緊張状態でふるえが出やすいことから、興奮したときに働く交感神経が関係しているのではないかとの説があります。
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本態性振戦の診断
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振戦の症状を呈する病気には、本態性振戦の他にも、嗜好品や薬などによる振戦、甲状腺機能亢進症、パーキンソン病、企画振戦、羽ばたき振戦などがあります。通常、振戦がある患者については、服用している薬の作用や、甲状腺機能亢進症などを識別するための血液検査、パーキンソン病を調べる検査などが行われます。
CTスキャンやMRI検査での画像診断により企画振戦の可能性を調べます。また、羽ばたき振戦では、血液検査によって肝臓や腎臓機能の検査を行います。
これらの検査をした結果として、患者が随意運動をしようとしたときに振戦が発症する以外に何も異常がないとわかれば、本態性振戦と診断されます。
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本態性振戦の治療
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本態性振戦では、ふるえ以外には症状は無く、特に悪化する病気でもないので、日常生活に支障がないのであれば、通常は治療の必要はありません。
精密な作業を必要とする職業などの要請からふるえが困る場合や、緊張する場合が予想される場合などには、抗不安薬や抗てんかん薬による治療で確実な効果が期待できます。
本態性振戦は適量の飲酒で起こり難くなりますが、適量を超えての飲酒や禁断症状は逆に振戦を悪化させることがあるので、飲酒は慎重にしないと危険です。。
本態性振戦が重症で薬による治療に効果が無く、日常生活が極めて困難な場合に限って、脳外科手術が行われることがあります。これは、パーキンソン病での手術と同一のもので、脳深部の視床の一部を破壊し振戦の起こる経路を遮断するか、視床内部に電極を埋め込み、ここに高周波の電気刺激を与えて振戦を起こり難くします。
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