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未破裂脳動脈瘤とは?
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脳動脈の血管と血管の分岐部などにできたコブ(瘤)のように膨れた部分を脳動脈瘤といいます。脳に動脈瘤があってもまだ破裂していない脳動脈瘤が未破裂能動脈瘤です。未破裂脳動脈瘤があっても特別な症状を呈さないのが普通ですが、脳動脈瘤が時間の経過で大きくなり、脳内の他の部分や神経を圧迫したりすると、圧迫されたことによる症状が現れることがあります。たとえば、眼底を圧迫すれば視力が極度に落ちたり、ものが二重に見えたりします。
未破裂脳動脈瘤は、年に0.5〜1.0%で破裂する危険性があります。脳動脈瘤が異常に成長したもの、形がいびつなもの、多数の動脈瘤が存在する場合には破裂する危険性は一層高くなります。未破裂脳動脈瘤が破裂すれば、くも膜下出血という病気です。くも膜下出血になり手術が成功すれば、約30%の人が社会復帰可能ですが、それ以外の人は重い後遺症を残すか死亡するかします。
脳動脈瘤の大きさや形は患者それぞれに様々です。大きさは径2ミリ以下の小さなものから径25ミリを超えるような大きなものまでありますが、75%以上は径10ミリ以下のものです。血管内治療に適した動脈瘤もあれば、開頭手術に適した動脈瘤もあります。また、どのような方法でも治療困難な動脈瘤もあります。
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未破裂脳動脈瘤の原因
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脳動脈瘤ができる原因は正確なところは不明です。しかし、高血圧症があり、かつ脳動脈血管の分岐点の血管壁に弱い部分がある人で、この部分に長期間にわたって血圧と血流の負担がかかると、動脈瘤ができやすいと考えられています。
このほか、脳動脈硬化や細菌感染、外傷、喫煙習慣などが脳動脈瘤の生成と関連があるとされています。また、遺伝的要素も無視できません。
脳動脈瘤は、脳底部にあるウィルス輪という血管の分岐点にできることが多い。代表的な発生部位は、中大脳動脈、内頚動脈、前交通動脈、脳底動脈などです。
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未破裂脳動脈瘤の診断
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脳動脈瘤は特別な症状がない場合が多いのですが、家族や一族にくも膜下出血をした人がいる場合や、突然に動眼神経麻痺が出現した人、50代以上の高齢者は検査をすることが望まれます。
最初の検査としては、MRAまたはMRIでの検査が確実です。これらの検査で脳動脈瘤の存在が疑われた場合には、更に三次元CTスキャンでの検査を行い、その動脈瘤の大きさや形を確認します。
これらの検査で動脈瘤が存在する可能性が高い場合や、手術を想定する場合には、動脈瘤の周囲の血管などの状況を詳細に調べるための脳血管撮影を行います。
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未破裂脳動脈瘤の治療
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未破裂脳動脈瘤が見つかった場合の対応として、定期的な観察を行い経過を見る方法と外科的処置を行う方法とがあります。
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経過観察
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未破裂脳動脈瘤の最終的処置は外科的手術となることが多いのですが、動脈瘤がそれほど大きくなく、すぐに破裂する危険性が小さいときは、定期的にCTスキャンや、MRIでの観察を行い、当面経過を見るという選択肢があります。
経過を観察するという選択をした場合、その脳動脈瘤が拡大し破裂したり、脳や血管を圧迫して何らかの障害をきたすこともあるので、慎重な経過観察が必要です。最低、半年〜1年に1度は動脈瘤の大きさなどを観察することが必要です。
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脳動脈瘤頚部クリッピング術
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脳ドック学会のガイドラインによれば、径5ミリ以上の脳動脈瘤があり、年齢が70歳以下の人には、脳動脈瘤の手術が適応であるとしています。動脈瘤の大きさがこれより大きいか、形状がいびつなものは破裂して、くも膜下出血になる可能性が高いとしております。
脳動脈瘤頚部クリッピング術は、開頭し脳動脈瘤を露出させ、その首の部分をチタンやステンレス製のクリップで閉塞し動脈瘤への血流を止める方法です。
脳動脈瘤頚部クリッピング術は、必ず成功するわけではなく、合併症として脳内出血や、血管の閉塞による脳梗塞、手術中の脳の損傷、感染症、痙攣などの問題がでることがあります。重篤な合併症は5〜10%程度で、死亡する可能性も1%程度あります。
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脳血管内手術
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脳血管内手術は、カテーテルと呼ばれる細いチューブを血管内から脳動脈瘤まで到達させ、動脈瘤を詰めてしまう手術です。
この手術では、X線透視下においてカテーテルを患部まで運ぶための軟らかくて細いガイドワイヤーを通し、その先端部につけたカテーテルを動脈瘤まで届け、動脈瘤を詰める方法です。
この方法は、開頭をせずに治療ができるので、患者の肉体への負担が少なく、優れた方法として盛んに行われています。この技術は、心臓血管の疾患を治療する技術としても非常によく行われる、非常に進歩の早い分野となっています。
脳血管内手術は、必ず成功するわけではなく、合併症としてコイルの逸脱や手術中の血管の閉塞、動脈瘤の破裂、血腫の形成などが起こることがあります。重篤な合併症は5〜10%程度あるとされています。
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