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体の病気

〔胆嚢炎〕

 

 胆嚢に溜まった胆汁に、細菌感染が伴って炎症を起こした状態が〔胆嚢炎〕です。

 胆嚢炎は、胆石症や細菌感染などが原因で起こる胆嚢の炎症で、次のようなものがあります。

 ・急性胆嚢炎
 ・慢性胆嚢炎
 ・無石胆嚢炎
 ・気腫性胆嚢炎


 急性の場合は、脂っこいものを食べたり、アルコールを大量に飲んだりしたとき、右上腹部に強い痛みを感じます。〔急性胆嚢炎〕を繰り返すと慢性化し、〔慢性胆嚢炎〕となります。大部分の急性胆嚢炎の原因は、胆石です。

 胆嚢腺筋症を発症した場合は、胆嚢癌との区別がつきにくいため手術で胆嚢を摘出することが多くなります。


どんな病気ですか? ◆「胆嚢炎」とは、一体どんな病気なのかの説明です。
どんな病気ですか?

 胆嚢は、肝臓から分泌される胆汁を一時的に蓄え、濃縮する臓器です。胆汁成分には、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素が含まれます。

 胆嚢炎は、細菌感染などが原因で起こる胆嚢の炎症で、次の四つの病名が知られています。

 ・急性胆嚢炎
 ・慢性胆嚢炎
 ・無石胆嚢炎
 ・気腫性胆嚢炎

 最も多く原因となる細菌は大腸菌です。直接的な原因は細菌感染ですが、胆嚢炎の発症には胆石症や胆汁の流出障害も関与しています。


どんな症状ですか? ◆「胆嚢炎」の症状の説明です。
胆嚢炎の症状

 急性胆嚢炎では、初期症状として、次のような症状が出現し半日くらい続きます。

 ・右脇腹の激痛
 ・呼吸時の右肩の痛み
 ・寒け
 ・ふるえ
 ・38度C近い発熱
 ・心窩部痛(みずおち)

 これらの症状の他に吐き気、嘔吐を伴うこともあります。症状は、通常、一週間ほどで自然治癒します。

 しかし、胆嚢炎にはいろいろな合併症を起こすことも多く、白血球上昇、胆嚢壊疽、胆嚢穿孔、黄疸、膵炎、イレウス症などの合併症が現れます。


原因は何ですか? ◆「胆嚢炎」の原因や発症の仕組みの説明です。
胆嚢炎の原因

 急性胆嚢炎の主な原因は胆石症です。胆石が胆管に蓄積し、閉塞することで炎症が起こります。胆石保持者では、この危険性が大です。

 無石胆嚢炎の主な原因は細菌感染です。


診断はどうなりますか? ◆「胆嚢炎」の検査方法や診断方法の説明です。
胆嚢炎の診断

 急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎の診断は、胆嚢炎を示す血液検査の結果などに基づいて行われます。特に白血球数の増加があると感染の疑いが高くなります。

 超音波検査で、胆嚢発作の原因である胆嚢内にある胆石の存在や、慢性胆嚢炎特有の胆嚢壁の肥厚が分かります。


治療はどうやりますか? ◆「胆嚢炎」の治療方法の説明です。
胆嚢炎の治療

 急性胆嚢炎でない場合は、絶飲食し、電解質と水分を体に点滴し、抗生物質を投与することで治癒することが多いです。しかし、炎症が再発する場合や、無石胆嚢炎、急性胆嚢炎では、原則として胆嚢を摘出します。

 壊疽(組織の死)、穿孔、膵臓炎、胆汁の管に炎症があるときには、緊急手術を行います。