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膝半月板損傷の治療方針
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半月板損傷の治療法には「保存的治療」と「手術療法」とがあります。保存的治療は損傷範囲がごく小さい辺縁部断裂の場合に限られます。半月板の栄養血管は外側の三分1にしか存在しないので、内側部の損傷を保存的に修復するのは不可能です。
手術療法では「半月板切除法」および「半月板縫合法」とがありますが、どちらの方法を選択するかは、実際の損傷状況の確認により決定されます。
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膝半月板損傷の保存的治療
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半月板の損傷が狭い範囲の辺縁部断裂に限られ、軽度であるときには、ギブス固定や装具療法が可能なことがあります。
症状からの回復を早めるために、大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチングや筋力強化訓練をしてリハビリします。
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膝半月板損傷の手術療法
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半月板の手術療法には、半月板切除法と半月板縫合法とがあるのですが、半月板は膝の緩衝材として重要な役割があるので、その組織はできるだけ温存することが大切です。
一方で、半月板は血行が乏しい組織であり、症状によっては整復が困難な場合が多いのも事実です。このため、切除と縫合、どちらの方法で手術するかは、損傷部位や損傷形態などにより総合的に判断・決定されます。
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半月板縫合
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損傷範囲が広い辺縁部断裂の場合に、縫合して治癒する可能性が高いと判断されたら縫合術が選択され、関節鏡視下での半月板縫合術が行われます。
縫合手術の場合には、部分切除法の場合よりリハビリは長くかかるといわれます。
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半月板切除
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縫合手術での治癒が困難と判断される場合には、半月板切除術が採用されます。
半月板の切除では、傷んだ部分を切り取り形を整えます。また、将来の変形性膝関節症発生の未然防止のため、切除範囲を最小限に留めるように行われます。
半月板切除は、関節鏡を使って非常にちいさな切開で可能ですが、膝頭上部の2箇所に半径1cmほどのバッテンの傷が残ります。
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手術後のリハビリ
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半月板損傷の2週間後には15%、1か月後には30〜50%もの筋力低下があるとされます。また、体重が1kg増える毎に膝への加重は4kg増すといわれているので、身体のスリム化と筋力増強が不可欠です。
半月板損傷の手術後には、できるだけ機能回復を図るためのリハビリテーションが欠かせません。通常、リハビリは三つのステップに分けて行います。
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第1段階
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第1はもっとも短い期間(約3週間)で、軽い運動をしながらの安静です。
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第2段階
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第2段階では、徐々に運動量を増して、膝の前後を支えている大腿四頭筋やハムストリングの筋力強化を図ります。同時にストレッチングを行い、筋肉の柔軟性も増し、筋力と耐久力を回復させる。
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第3段階
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第3段階は、誰にも必要なわけではありませんが、必要なら専門的なトレーニングを行い、スポーツができるだけの完全回復を目指します。
将来の半月板損傷の再発防止のためには、スポーツなどを行う場合には、ストレッチングやウォーミングアップは入念に行うことが肝要です。
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