| 血漿の作用 |
血漿は、血液中の液体成分で、血液の55%を占めています。その内の91%は水分で、その他に、血漿たんぱく質、脂質、糖類(グルコース)、電解質(無機塩類)および老廃物を含んでいます。
血漿は、血液細胞・養分・ホルモン・老廃物の運搬、体内恒常性の維持、血液凝固、免疫機能を持っています。
また、血漿は身体を循環することで、体内組織で発する熱を冷やしたり、逆に熱を運んだりします。また、血漿中に溶けた二酸化炭素を運搬します。
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| 血漿たんぱく |
血漿中に溶けている血漿たんぱく質には、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンの3つがあります。
アルブミンは血漿たんぱく質の3分の2を占め、他の血漿たんぱくに比べて分子量が小さく、血液の浸透圧を維持し、ホルモンや薬などと結合してそれを運搬したり、栄養素の予備として働きます。
グロブリンには「αグロブリン」「βグロブリン」「γグロブリン」の3種類があります。
この内でγグロブリンは「免疫グロブリン」と呼ばれ、免疫反応の主役となる物質です。免疫グロブリンは、リンパ球によって産生される「抗体」で、「IgG」「IgM」「IgA」「IgD」および「IgE」の5種類があります。グロブリンは、ウイルス、細菌、真菌、癌(がん)細胞などから体を保護する免疫の役割を果たします。
フィブリノーゲンは、繊維状たんぱく質で血液凝固に関わります。傷などができると、血小板と重合して血球を包み込んで血ぺい(凝結塊・かさぶた)をつくり、出血を止める血液凝固因子として働きます。
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| 糖・脂質・老廃物 |
血漿中の糖分や脂質は栄養分として各臓器などに運搬されます。また、老廃物は腎臓に運ばれて排泄されます。
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| 電解質(無機塩類) |
電解質は、水に溶け電気を通す塩化ナトリウムのように電荷を持ったイオンとして解離する物質です。電解質は、酸塩基平衡、水分の保持、細胞膜の電位差などを維持する、生理的に重要な役割をもっています。
代表的な電解質としては、ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、リンなどがあり、それぞれ、血液中で一定濃度を保ちながら、重要な役割を担っています。
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| 水分 |
血漿中の水分は、体内の組織に水分が不足すると血液内から補給し、逆に体内の水分が余分になると血液中に吸収される役目を果たします。
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