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身体の病気

ニキビ


 〔ニキビ〕は、皮膚に出来る炎症性の病気で、〔面皰〕とか〔アクネ(acne)〕および〔尋常性ざ瘡〕などとも呼ばれます。

 〔ニキビ〕は、皮脂の分泌の多い顔面、前胸部、背中の毛穴にブツブツや、赤く盛り上がった発疹、膿胞ができる病気です。

 主に青年期の顔にできるものがニキビで、成人では吹き出物と呼ばれます。


 炎症が強くおきて膿が溜まったりした跡には色素が沈着したり、治った後になって瘢痕(はんこん)が残ります。体質に加え洗顔などが不十分で不潔にしているとニキビができやすくなります。

 〔ニキビ〕ができると、本人は毎朝起きて顔を洗うのが辛くなります。顔が痒くなり、押しつぶして膿を出すとそこがとがめて更に大きな〔ニキビ〕になってしまうからです。〔ニキビ〕も病気の一つなので、多少の時間はかかりますが治療により完全に治ります。

 〔ニキビ〕が何か悪い病気の証だなどという不謹慎な先輩などがいて、どうしても心理的なコンプレックスが大きくなってしまい、引きこもりがちにもなります。家族や友人、恋人、先輩、同僚などの理解も必要です。

 〔ニキビ〕がひどくなり、ステロイド薬などで治療すると日に日によくなり軽快します。しかし、数十年後になって、顔に大きなシミがでたりすることがあり、これを消すのにレーザー治療や液体窒素治療などが必要となる場合もでてきます。


どんな病気ですか? ◆「ニキビ」とは、一体どんな病気なのかご説明します。
どんな病気ですか?  ニキビは青年期の男女の主に顔にできる炎症性の皮膚炎です。実際にニキビが出るのは顔面だけに限らず、皮脂腺の多い前胸部、背中、頭などにも多く見られます。

 ニキビは、皮脂腺の活動が活発な体質の人に出やすい傾向があり、時期的には初夏や初秋が出やすいともいわれます。思春期などにできるニキビは自然に治まりまることが多いですが、大人になってはじめてニキビが出る人もいます。

 ニキビは、早期に治療を開始することが大事ですが、炎症により膿が溜まった跡などには色素沈着が起こり、ニキビがでなくなった後まで「瘢痕(はんこん)」が残ることがあります。




どんな症状ですか? ◆「ニキビ」の症状をご説明します。
ニキビの症状  ニキビは思春期のシンボルなどと呼ばれることもあるように、青年期の男女を中心に主に顔面にできる炎症性の皮膚炎です。

 ニキビには、最初の段階でできる「黒ニキビ」「白ニキビ」というのがあって、それに皮膚に常在しているアクネ桿菌が感染し増殖してできる「赤ニキビ」となります。

 ニキビは症状が赤ニキビなで進行すると、黄色い膿を内包するようになり、痛痒くなります。手で押しつぶすと黄色い膿が流れ出し、ますます症状は悪化します。

 通常、ニキビの症状は、白ニキビ・黒ニキビと呼ばれる面皰発生の第一段階を経て、アクネ桿菌による感染、炎症の発症により膿が溜まる状態となり、治療により治癒しますが、治癒した跡には瘢痕という跡を残します。黒ニキビや白ニキビについては、原因の項で詳しくご説明しています。

ニキビの症状
面皰発生  通常、ニキビの症状は「白ニキビ」「黒ニキビ」と呼ばれる面皰の発生から、始まります。

 面皰は、毛穴に皮脂や角質が詰まり、毛穴が膨らんだ状態であり、毛穴が開いていて酸化し黒くなるものと、毛穴が閉じていて内部に脂質の白い塊が溜まるものがあります。

アクネ桿菌感染  皮膚表面に常在しているアクネ桿菌という細菌が黒ニキビや白ニキビに感染します。

炎症  アクネ桿菌は、嫌気性微生物であり、皮膚には常在しているのですが、通常はそれほど活性はありません。しかし、黒ニキビや白ニキビの内部に侵入し、空気と接触しなようになると活動を始め、増殖し炎症を起こします。

 アクネ桿菌が増殖し炎症を起こすと、皮膚には赤いボツボツができ、内部に膿が溜まります。痒みが増します。

治療・治癒  赤くなり膿をもったニキビは、やがて破裂し膿が外にでると自然に治ります。赤いニキビを無理やり押しつぶすと膿が流れ出て周囲に感染が拡がり、ますまず悪化します。

 また、治療することで治癒しますが、無理やり押しつぶした跡などは、治癒した後に「瘢痕」という跡を残します。見た目に窪みが分かり、色素沈着するのが普通です。



原因は何ですか? ◆「ニキビ」の原因や発症の仕組みをご説明します。
ニキビの原因  ニキビは、皮脂を分泌する毛穴が詰まり、詰まった毛穴の中に乾いた皮脂や角質が溜まることからはじまり、先ず「黒ニキビ」や「白ニキビ」という状態になります。黒ニキビや赤ニキビはやがて、「赤ニキビ」となります。これが俗に言うニキビです。

ニキビのはじまり
黒ニキビ  黒ニキビは、ニキビができる初期段階に発生する現象です。毛穴が開口状態になっていて、毛穴の内部から出てくる皮脂などが詰まり、酸化して黒く見える状態のものです。

 主に、鼻にできるもので、目立ちやすく本人にとってはは非常に悩ましい症状になります。

白ニキビ  白ニキビもまた、ニキビができる初期段階に発生する現象です。毛穴が塞がれて皮脂が外にでることが出来ずに皮膚が盛り上がったようになります。これを潰すと内から白い小さな塊のようなものがニュッと出てきます。潰れないものもあります。

 白ニキビでは、毛穴の先端は閉じていますが全体的に白色~黄白色に見えます。

赤ニキビ  黒ニキビや赤ニキビとなった部位に、皮膚常在菌である「アクネ桿菌」が感染し増殖して炎症を起こすと「赤ニキビ」となります。

 アクネ桿菌は、皮脂を好み、閉塞した毛穴の中で増殖して皮膚を刺激する物質を生成します。それにより、炎症が起きて赤くなり、内部には黄色い膿が溜まります。

 毛穴が破れると中から黄色い膿が周囲に流れ出し、炎症がますまず広がり、重症化していきます。

 赤ニキビを無理やり押しつぶして黄色い膿を出しても炎症を拡げる原因となります。この場合、皮膚の深部を傷つけてしまいやすく、ニキビの炎症が治癒した跡で、瘢痕と呼ばれるアバタが残る可能性があります。


 このように、ニキビは毛穴に溜まった皮質などにアクネ桿菌が感染し炎症を起こしたものであり、皮脂が多く分泌される部位に出きやすくなります。

 〔毛穴に皮脂が詰まる〕→〔アクネ桿菌が増殖〕→〔ニキビ〕

 ニキビの大敵であるアクネ桿菌は、皮膚に常在している細菌ですが、嫌気性のため、肌に常在していても、普段は特段増殖はしません。しかし、いったん皮膚の皮脂腺が塞がると、活発に活動をはじめ増殖し、皮膚に炎症を起こすのです。


診断はどうなりますか? ◆「ニキビ」の検査方法や診断方法をご説明します。
ニキビの診断  ニキビは症状の観察だけで容易に診断がつきます。現在の状態が黒ニキビか、白ニキビか、赤ニキビとなって内部に膿が溜まっているかなどを確認します。


治療はどうやりますか? ◆「ニキビ」の治療方法をご説明します。
ニキビの治療  ニキビ治療の方針としては「薬剤治療」と「生活改善」の二つがあります。

ニキビ治療の薬物療法  現在、日本では、黒ニキビや白ニキビに対しては、特に治療する薬はありません。生活習慣などでの改善が必要です。

 ニキビ治療に使われる医薬には、外用の抗菌薬や抗炎症剤、ビタミン剤などが使われます。

ニキビの薬物療法に使われる医薬
抗菌薬  赤ニキビに対して皮膚科で処方される外用の抗菌薬として「クリンダマイシン」や「ナジフロキサシン」および「過酸化ベンゾイル」が処方されます。

抗炎症剤  症状がひどく外用の抗菌薬で効果が思わしくない場合、「トレチノイン」が使われることがあります。トレチノインは難治性のニキビの治療として毛穴の詰まりを防止する効果の他、皮膚の若返りの効果があるとされます。

 トレチノインは皮膚の皮脂腺を萎縮・機能低下させて、毛穴に蓋をする角質を剥がしてニキビを消し去ります。しかし、トレチノインには、日光過敏性があって副作用が出るとする説があります。

 サリチル酸やレゾルシノールなど、皮膚を乾かす効果のある薬をマクロゴールなどの軟膏を基剤として用いることがあります。吹き出物を乾かす効果がある反面、若干のかさつきが出るとことがあります。

 重症のニキビに対して「テトラサイクリン」や「エリスロマイシン」などの経口抗生物質が処方されますが、長期服用は重篤な副作用を引き起こす心配があります。

ビタミン剤  内服薬として皮膚の新陳代謝を高め、抵抗力を増すビタミン類が使われます。

 ・ビタミンB2:皮膚の新陳代謝を促す。
 ・ビタミンB6:皮膚の抵抗力を高める。
 ・ビタミンC :皮膚への色素沈着を抑制する。


ニキビ治療の生活改善  ニキビができる真の原因はよくわからないのですが、不潔な習慣、不規則な生活習慣、強いストレス、アンバランスな食物摂取などが遠因になるとされています。

 不潔な習慣がニキビだけでなく、身体の健康にもよくないことは確かなので、毎日の洗顔はきちんとしなくてはいけません。毎日1~2回は低刺激性石鹸で洗顔するとよいでしょう。

 誰の顔にも「ニキビダニ」とか「顔ダニ」と呼ばれる寄生虫が数万匹は生息しているのですが、これらは無害の生物で、過剰な脂肪分を餌にしていて、皮膚の酸性状態をつくり出すことにより他の細菌から皮膚を保護しています。

 いわゆる抗菌石鹸とか泡立ち石鹸などは、皮膚に常在する菌類を過剰に除去してしまったり、皮膚を刺激しすぎることがあるので、むやみに使用し過ぎると逆効果になる心配がありあす。

 食生活では、野菜や果物、魚、食物繊維、ビタミンなどをバランスよく摂取することがよいのは当然なことです。チョコレートやスナック菓子、揚げ物など脂っこい食べ物はニキビを出やすくするといわれますので、ちょっと控えた方がよいです。

 ストレスや睡眠不足はおそらくニキビの原因となっていいます。これらの自覚症状がある人は先ず、十分な睡眠をとるように心がけましょう。

ニキビ跡の処置  赤ニキビとなって内部に黄色い膿をもつと、どうしても無理やり押しつぶして膿を出してしまいますが、これにより皮膚深部を傷めてしまい、ニキビが治癒した後になって、顔に赤みや深い凹凸、ニキビ跡が残ってしまいます。こうなると、自宅では対処しきれなくなります。

 ニキビ跡の赤みは通常、数か月で自然に消えるのですが、紫外線を浴びると色素沈着してしまい、跡がシミになってしまいます。

 また、凹凸の方はそのままでは消えないで一生残ってしまうのが普通です。凹は、ニキビを無理に押しつぶしたときに真皮まで傷つけてしまいへこんでしまったと考えられます。凸の方は、ニキビ内部に膿が残ったまま傷口が塞がってしまってできたと考えられます。

 これらの凸凹症状は、自宅での除去することは不可能ですので、専門の美容整形外科などで簡単な手術・治療を繰り返し行うしか方法はありません。引退強く治療すれば、きっと治ります。