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体の病気

〔二類感染症〕

 

 感染症は、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオンなどの病原体が体内に侵入し、増殖して、一定の病的症状を発症した状態のことをいいます。

 〔二類感染症〕の患者を診察した医師は、最寄りの保健所長を経由して知事に届け出が必要です。

 このページは、二類感染症に関するナビゲートページです。下記に二類感染症の各病気に関して概説していますので、病名をクリックして下されば直ちに詳細ページに移動できます。


こんな病気があります ◆〔二類感染症〕には、こんな病気があります。
急性灰白髄炎

 急性灰白髄炎は、ポリオとか小児麻痺とも呼ばれる疾患で、ピコルナウイルス科、エンテロウイルス属のポリオウイルスによって発症する感染症です。ポリオウイルスに感染すると、脊髄神経の灰白質を侵すため、最初の数日間は普通の風邪と似たような症状が現れ、その後、急速に手足や腕が麻痺してしまい動かなくなります。  ポリオの潜伏期間は1~2週間で、発病初期には発熱し頭や背中の痛み、発汗、倦怠感、嘔吐、下痢などの普通の夏風邪に似たような症状を呈します。

 多くの場合、風邪のような症状が出現するだけで、それ以上の症状のでない不顕性感染のみで自然治癒してしまいます。しかし、少数の人では、風邪のような症状が1~4日間ほど続き熱が下がりはじめる頃になって、手足や腕に弛緩性の麻痺症状が現れてきます。

 重症になると、胸の筋肉や横隔膜まで麻痺が及ぶことがあります。極端な場合には、延髄までウイルス感染が及んで呼吸中枢がおかされて呼吸運動ができなくなり、死に至ることもあります。

結核

 結核は、結核菌によって引き起こされる感染症です。患者の咳などで結核菌を含む飛沫が飛散し、それを吸入した別のヒトに空気感染で広がることが多い病気です。肺をはじめとする呼吸器官やその他の全身器官に感染します。

 結核菌は、感染した器官の細胞内に寄生するため、ヒトの免疫システムは結核菌の宿主である細胞もろともを攻撃してしまいます。免疫システムにより攻撃で、細胞は破壊されてしまうので、重篤な症状を引き起こすことにまります。

 結核は多くの器官に発症しますが、中でも肺結核では、激しい肺出血、喀血、そしてそれによる窒息死が多く見られます。全身の倦怠感、食欲不振、体重減少、37度C前後の微熱などが長期に続き、大量の寝汗をかくなどの症状からはじまります。症状が進行すると喀痰(かくたん)がみられるようになります。

ジフテリア

 ジフテリアは、ジフテリア菌を病原体とするジフテリア毒素によって起こる感染症で、感染後2~5日で発症します。

 ジフテリアは保菌者の咳などで感染しますが、発症部位により、咽頭・扁桃ジフテリア、喉頭ジフテリア、鼻ジフテリア、皮膚ジフテリア、眼結膜ジフテリア、生殖器ジフテリアなどの種類があります。

 ジフテリアでは、39.5度C以下の発熱、咽頭痛、嚥下障害、筋力低下、激しい嘔吐などの症状がでて、犬がほえるような咳が出ます。また、扁桃付近に粘り気のある儀膜ができ、気道を塞ぐと呼吸困難となります。

重症急性呼吸器症候群(SARS)

 重症急性呼吸器症候群はSARSと呼ばれる新型肺炎(非定型肺炎)の感染症でSARSウイルスによって引き起こされます。SARSの病原体は新種のコロナウイルスであり、飛沫感染により広がると考えられています。

 SARSに感染する確率が高くなるのは、SARS患者の家族ばかりでなく、SARS患者と接触した医療関係者およびその家族などで、直接的に患者の咳を浴びたり、痰や体液などに直接接触した場合です。

 SARSでは、38℃以上の発熱がみられる他、咳や痰などの症状、息切れ等の呼吸器症状などが起こります。

鳥インフルエンザ(H5N1)

 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスがアヒルやカモ類などの鳥類に感染して起こる鳥類の感染症です。ウイルスの宿主は野生の水禽類(アヒル・カモ類など)で、多くの若鶏にも感染が確認されています。

 このウイルスがニワトリやウズラなどの家禽に感染すると強い病原性を発揮します。非常に多くのウイルスの型があるのですが、その中で「H5N1型ウイルス」は、家禽と接触する人間に感染し発病することがあります。このウイルスが変性してヒトからヒトに感染するようになると、強烈なインフルエンザとしてパンデミックを起こす可能性があります。