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オウム病 |
| 【病態】 |
オウム病(Psittacosis, parrot fever)は、四類感染症に指定された疾患で、オウム病クラミジアの感染によって生じる人獣共通の感染症です。オウム病は「クラミジア病」「ミヤガワネラ病」とも呼ばれることもあります。 オウム病の自然宿主は鳥類であり、オウム病のヒトへの感染は、鳥類の排泄物や、ウイルスに汚染された羽毛、糞便の塵埃を直接吸入することで起こります。飼い鳥からの感染や鳥類以外の小動物からの感染もあります。 オウム病はヒトに感染しても適切な治療をすれば致命的なことにはなりませんが、診断や治療が遅れたり、適切な治療を怠ると死に至ることもあります。 |
| 【症状】 |
オウム病の潜伏期間は、病原体との接触後1〜2週間で、38度C以上の急激な発熱と咳や粘液性の喀痰を伴うインフルエンザ様の症状で発症します。 全身症状として、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛、頭痛、除脈、肝腫大、脾臓腫大などを伴います。また、緑色の便が出るようになります。 重症化すると、呼吸困難、意識障害、DIC(播種性血管内凝固症候群)などがみられ、治療が遅れると死亡することもあります。呼吸器疾患以外の組織にも感染し、心内膜炎、心筋炎、肝炎、関節炎、角結膜炎、頸部リンパ節炎、脳炎を起こすこともあります。 |
| 【統計】 | この病気にはワクチンはなく、抗菌物質が発見される以前には感染者の15〜20%は死亡しましたが、現在では適切な治療さえ行えば死亡者は1%以下に減少しています。 |
