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腎症候性出血熱 |
| 【病態】 |
腎症候性出血熱(HFRS:Hemorrhagic Fever with Renal Syndrome)は、四類感染症であり、ハンタウイルス属のハンタウイルスによる人獣共通感染症です。腎症候性出血熱の自然宿主はネズミ類などのげっ歯類で、不顕性に持続感染している齧歯類の糞尿中に排泄されるウイルスが気道経由で吸気されたり、げっ歯類に咬まれてヒトへは感染します。ヒトからヒトへの感染はないとされています。 腎症候性出血熱には、「スカンジナビア型」および「アジア型」の二つの種類があります。
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| 【症状】 |
腎症候性出血熱の潜伏期間は10〜30日です。ハンタウイルスは、基本的に全身の毛細血管内皮細胞に感染してます。腎臓、肝臓、脳下垂体、肺などに障害を起こし、しばしば、重篤な腎不全を起こし、全身感染となります。 感染すると、発熱、頭痛、悪寒、脱力、めまい、背部痛、腹痛、嘔吐、腎不全などで発症します。また、発熱とともに、顔面紅潮、点状出血、結膜充血などの皮下の出血傾向、および臓器における出血症状が起こります。 ヤチネズミによるスカンジナビア型では、軽症であり、上気道炎症と微熱や頭痛の後で、一過性の尿量の減少や軽度の蛋白尿がみられるだけで、特に出血もなく回復します。 重症型では、著しい出血傾向が現れ、播種性血管内凝固症候群(DIC)、突然の血圧低下、およびショック症状をきたすことがあります。その後、乏尿や蛋白尿などの腎不全症状が現れます。 重症型は、有熱期、低血圧・ショック期、乏尿期、利尿期、回復期という段階を辿って回復します。 |
| 【統計】 | ヨーロッパ、アジア全域に発症します。特別な好発年齢はなく、男女比では男性に多く発症します。 |
