HOME体の病気 現在:PC版スマホ版へ移動
 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病  
体の病気

〔ダニ媒介脳炎〕

 

 〔ダニ媒介脳炎(TBE)〕は、四類感染症の疾患であり、フラビウイルス科フラビウイルス属のダニ媒介性フラビウイルス(ダニ媒介性脳炎群ウイルス)の感染で発症する病気です。

 ウイルスを保有している小型野生哺乳類や鳥類から、幼ダニ、若ダニが吸血してウイルスを獲得し、成ダニとなって小型野生動物や鳥から吸血する際に、ウイルスを感染させるような感染環が維持されています。


 ロシア春夏脳炎に感染すると、発熱を伴う頭痛や悪心、嘔吐などの症状で発症します。最も発症極期では、精神錯乱や昏睡、痙攣および麻痺などの脳炎症状が出現します。致死率は30%と高く、たとえ治癒しても麻痺などの後遺症が残ります。

 中央ヨーロッパ型ダニ媒介性脳炎に感染すると、発熱を伴う頭痛や悪心、嘔吐などの症状で発症します。二峰性の熱型の症状を呈します。致死率は1~2%と低くなります。

 尚、ダニ媒介脳炎は、英語では〔TBE:Tick-borne encephalitis〕といいます。


 ヒトや家畜、大中の野生哺乳類には、成ダニや若ダニが吸血する際に感染し、その一部が発症します。

 ダニ媒介脳炎には、大きく分けて、「ロシア春夏脳炎」と「中央ヨーロッパダニ媒介性脳炎」などの種類があり、それぞれに媒介するマダニと病原巣動物の種類は異なっています。


ダニ媒介脳炎の種類
ロシア春夏脳炎

 ロシアのシベリア地域と極東地域に発症するダニ媒介脳炎で、高い致命率で重篤に経過する特徴を有する。

中央ヨーロッパダニ媒介性脳炎

 チェコ、ドイツ、リトアニア、ポーランド、エストニア、ラトビア、スイス、スロベニア、オーストリアなどに発症するダニ媒介性脳炎で、高い致命率で重篤に経過する特徴を有する。

跳躍病
キャサヌール森林熱
オムスク出血熱
ポアサン脳炎