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つつが虫病 |
| 【病態】 |
つつが虫病は、四類感染症の疾患で、ツツガムシリケッチアの感染によって引き起こされる人獣共通感染症の病気です。 病原体のツツガムシリケッチアを媒介するのは、野ネズミなどに寄生するダニの一群である、アカツツガムシ、タテツツガムシ、フトゲツツガムシなどのツツガムシです。それぞれのツツガムシの0.1〜3%ほどが菌を保有しています。 ツツガムシは、卵から孵化した直後の幼虫だけが、ネズミやヒトなどの温血動物の皮膚に吸着して組織液や崩壊組織などを摂取します。吸着を受けた温血動物はこの吸着時にツツガムシリケッチアに感染します。多くの場合、患者は汚染地域の草むらなどで有毒ダニの幼虫に吸着されて感染します。吸着時間は1〜2日で、感染には6時間以上掛かります。 ツツガムシ病には「古典型」と「新型」という二つの種類があり、症状は日本紅斑熱との症状に酷似しています。ダニの幼虫の活動時期との関係で感染する時期は季節と関係します。 |
| 【症状】 |
つつが虫病の潜伏期間は、ダニの吸着後5〜14日で、初期にはインフルエンザ様の症状で発症します。発症すると39度C以上の高熱がでて、2日目頃からは体幹部〜全身に2〜5mmほどの丘疹状の紅斑出現し、倦怠感、頭痛、刺し口周辺のリンパ節の腫脹、筋肉痛や目の充血を伴うこともあります。紅斑は発症後5日ほどで消退します。 皮膚には、発赤と軽い腫脹をした特徴的なダニの刺し口がみられます。刺し口は水疱から潰瘍化し、やがてかさぶたを作ります。発熱・発疹・刺し口は、つつが虫病の三大徴候と呼ばれています。重症例では、播種性血管内凝固症候群や多臓器不全で死に至ることもあります。 |
| 【統計】 | つつが虫病に感染しやすい時期は、ダニの活動する春〜初夏と秋〜初冬の2つの時期で、最近では毎年500人程度の感染が報告されています。 |
