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〔鳥インフルエンザ〕

 

 ヒトに感染する〔インフルエンザ〕にはA型、B型、C型があり、A型とB型が大きな流行を起こします。A型は多くの動物に感染しますが、B型、C型はヒトだけに感染します。

 A型には144種類もの亜型があり、H1N1(Aソ連型)やH3N2(A香港型)などは世界で大流行しました。


 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起こる鳥類の感染症です。

 鳥インフルエンザウイルスは、野生のアヒルやカモなどの水禽類を自然宿主とし、若鶏での高い比率で感染しています。水禽類の腸管で増殖し糞を媒介として感染します。

 このウイルスがニワトリやウズラ、七面鳥などの家禽類に感染すると、非常に高い病原性を示し、しばしば世界の養鶏産業でニワトリの集団死が発生させています。これは、〔高病原性鳥インフルエンザ〕として区別されています。


 鳥インフルエンザの中で、鳥にとって毒性の強いものを〔高病原性鳥インフルエンザ〕、毒性の弱いものを〔低病原性鳥インフルエンザ〕と呼んでいます。高病原性鳥インフルエンザに罹った鳥は、元気がなくなり、食欲減退、呼吸器症状、下痢、神経症状などの全身症状を起こして、しばしば大量死します。

 この高病原性鳥インフルエンザの中のH5N1亜型ウイルスを保有する家禽にヒトが接触して感染・発病が報告されています。このウイルスが、もしもヒトインフルエンザウイルスと相互作用し、ヒトの間での感染能力を持つように変異すると、極めて大きな問題となることが懸念されています。


 「家畜伝染病予防法」では、家禽に感染するA型インフルエンザの中で、H5およびH7亜型による感染症を〔高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)〕として法定伝染病に指定しています。それ以外の亜型のウイルスによるものを〔鳥インフルエンザ〕として届出伝染病に指定して区別しています。

 「感染症法」では、病気の重篤度や感染力の強さなどにより、一類から五類の感染症がありますが、いわゆる「鳥インフルエンザ」は、H5N1ウイルスによるものを〔鳥インフルエンザ(H5N1)〕として二類感染症に指定し、それ以外の「鳥インフルエンザ」を単に〔鳥インフルエンザ〕と称して四類感染症に分類しています。

 四類感染症で指定されている、鳥インフルエンザは、「H5N1型」以外のインフルエンザであり、鳥には症状がでますが、ヒトへの感染は知られていません。

 ヒトに感染すると極めて重篤かつパンデミックを招く恐れのある、鳥インフルエンザ(H5N1型)については、「鳥インフルエンザ(H5N1)」を参照してください。

 尚、鳥インフルエンザは英語では、〔Avian influenza, Avian flu, bird flu〕は、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起こる鳥類の感染症です。