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Bウイルス病 |
| 【病態】 |
Bウイルス病は、Bウイルス(オナガザルヘルペスウイルス、サルヘルペスウイルス)によるウイルス感染症で、正式名称を「Cercopithecine herpesvirus(CHV‐1)」と呼ばれる病気です。 Bウイルスは、ニホンザルなどアジア産マカカ属のサル類を自然宿主とし存在し、この宿主に対しては、単純疱疹類似の疾患を引き起こしますが、致死的感染にはなりません。しかし、人間に感染すると、致命的な疾患を引き起こします。 |
| 【症状】 |
Bウイルス病は、唾液などに感染性ウイルスが排出されるサル類による咬傷から感染します。潜伏期間は、早くて2日、通常は2〜5週間とされ、咬まれた後、局所でウイルスが増殖し、咬傷部位の水泡、疼痛や所属リンパ節腫大がみられ、発熱、筋肉痛などのインフルエンザ様症状を呈します。 その後、症状が進行すると、頭痛や吐き気、嘔吐、意識障害、嚥下困難などを来たし、最終的には運動麻痺、痙攣、呼吸困難から昏睡状態に陥ります。 症状は、早期症状、中期症状、後期症状という段階に分けられ、重症の場合には、昏睡状態を経て呼吸不全で死に至ります。
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| 【統計】 |
通常は、発症後2〜30日で死に至ることが多く、致死率は70%以上ありましたが、最近は治療法の進歩で低下しています。 Bウイルス病の全世界での発症例は40例以上あるものの、今のところ、日本国内での発症例はありません。しかし、動物園などサルを取り扱う施設では咬まれないように注意が必要です。 |
