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熱中症 |
〔熱中症〕は、暑さのために身体の内部と外部との温度バランスが崩れて起こる一連の病気です。 〔熱中症〕は、俗称として〔熱射病〕とか〔日射病〕〔あつけ〕などとも呼ばれることも多い病気です。 〔熱中症〕は、大きく分けると〔非労作性熱中症〕と〔労作性熱中症〕とに分類されます。 |
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〔非労作性熱中症〕の典型的な発症は、密閉性の高い部屋など高温多湿な環境に晒されたり、熱波を浴びたりする高齢者や、炎天下で遊ぶ幼児など、日常生活の中で発症する〔熱中症〕です。 また、〔労作性熱中症〕は暑く過酷な環境下での仕事中や激しいスポーツなどを行っているときに起こる〔熱中症〕です。 〔熱中症〕は、暑さのために身体内外の熱バランスが崩れて、様々な体調の不調を呈しながら起こります。 〔熱中症〕は、主に夏場などの高温多湿の状態で起こりやすいのは事実ですが、この疾患は、本質的には運動などにより体内で発生する熱がうまく体外に放出できず、体温が上昇してしまうことで起こるので、冬場でも激しい運動をしたりすれば起こることがあります。 〔熱中症〕の分類は、以前にはその症状の現われ方から〔熱失神〕や〔熱痙攣〕〔熱疲労〕および〔熱射病〕という風に分類されていました。しかし、現在では日本神経救急学会により「熱中症の重症度分類」として分類されています。 |