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転移性脳腫瘍

脳腫瘍 転移性脳腫瘍    

 転移性脳腫瘍は、身体内の他の場所で発生したがんが脳内組織に転移して脳内あるいは脳周辺にできたがんです。

 腫瘍が脳を侵したり、神経を圧迫することで、片麻痺、歩行障害、痙攣発作、視野障害、聴力障害などが発生します。また、腫瘍が大きくなると頭蓋内圧力が上昇することで頭痛、吐き気、嘔吐、うっ血乳頭などの症状が現れます。


 脳に転移するがんは肺がん、乳がん、消化器がんが多くなっています。転移性脳腫瘍は、脳の中に1つだけ病変ができる場合と、多数できてしまう場合があります。脳転移でのがんが最初に見つかり、それから元々の原発がんが見つかることもあります。

 転移性脳腫瘍の発症は50〜70歳代で多くなりますが、男女比では男性の方がやや多いです。発症部位では、大脳の後頭葉と小脳の境に入り込んだ脳硬膜より上の「テント上」と呼ばれる領域が8割以上を占めています。

 統計的には、転移性脳腫瘍の元々のがんの種類と発生率は次のようになっています。

転移性脳腫瘍の原発巣(転移した元々のがんが発生した場所)
肺がん 50.0%
乳がん 10.3%
消化器がん 10.3%
頭頚部がん 4.7%
腎・膀胱がん 4.7%
子宮がん 4.1%