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〔腎臓・泌尿器のがんとは〕

 


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 泌尿器とは、尿を生成し体外に排泄するために働く器官の総称です。

 泌尿器には、「腎臓」「尿管」「膀胱」「尿道」などの器官があり、これらの器官をまとめて「泌尿器系」と呼ぶこともあります。

 泌尿器系は、血液中に蓄積された老廃物などの不要物を濾過・選別し、高濃度に濃縮して一時的に蓄積しておき、適宜体外へ排泄する役割をしています。


泌尿器の器官と役割
腎臓

 血液から尿をつくる器官、血液を濾過した後、濃縮する臓器。

尿管

 腎臓と膀胱をを繋ぐ役目をする管。

膀胱

 尿を一時的に溜めておく袋状の器官。

尿道

 膀胱にたまっている尿を体外に排出するための管。男性では尿道は陰茎中を通過。


 このための通り道である器官は「尿路」と呼ばれます。

 泌尿器系の器官にも悪性腫瘍は発生します。泌尿器にも多くのがんが発生しますが、当サイトでは、〔前立腺がん〕や〔精巣がん〕〔陰茎がん〕などは〔男性特有ながん〕としてまとめて解説していますので、ここでは取り上げておりません。

 また、「副腎」と呼ばれる臓器は、泌尿器系ではありませんが、腎臓と隣接して存在する臓器であり、ここに発生する〔副腎がん〕もこのコーナーに含めて解説しています。


泌尿器系のがんの種類
腎臓がん

 腎臓がんは、腎臓にできる悪性新生物。

腎盂・尿管がん

 腎盂や尿管にできる悪性腫瘍。

膀胱がん

 膀胱表面を覆う移行上皮という部分にできる悪性腫瘍。

副腎がん

 副腎に発生する悪性腫瘍。



腎臓・泌尿器のがん ◆腎臓・泌尿器のがんにはこんな病気があります。
腎臓がん

 〔腎臓がん〕は〔腎がん〕とも呼ばれるがんで腎臓にできる悪性新生物です。腎がんには腎細胞がんと腎盂がんの二つの種類があり、多くは腎臓にある尿細管の内側の細胞に出来る腎細胞がんです。

 腎がんは、がんが小さいうちは自覚症状はなく、5cm大にまで進行すると血尿、腹部腫瘤、疼痛などが現れ、発熱、体重減少、貧血などの症状がでてきます。

 腎臓がんの発症は20歳代から80歳代まで起こりますが、好発年齢は60歳代です。男女比では男性が女性の2.7倍ほど多くなっています。

腎盂・尿管がん

 腎臓は左右に二つあり、ここで作られる尿は、腎杯から腎盂、尿管へと流れていき、一時的に膀胱に貯留され、排尿しようとする意思によって膀胱から尿道を通って体外に排泄されます。

 腎盂・尿管は、移行上皮と呼ばれる粘膜で構成されています。腎盂・尿管にも悪性腫瘍は発生しますが、この〔腎盂・尿管がん〕は、主に移行上皮がんと呼ばれる種類のがんです。

膀胱がん

 膀胱がんは、膀胱表面を覆う移行上皮という部分にできる悪性腫瘍です。発症初期には痛みはないものの血尿がでます。進行してくると、尿管口の閉塞がおこり背中に鈍痛を感じるようになります。

 膀胱がんは、50歳以下では稀で、70歳代での発症数が多くなります。男女比では男性が女性の3~4倍程度多く発症します。

副腎がん

 副腎は、腎臓上部に位置する一対の内分泌臓器で、皮質と髄質とからできています。

 副腎からは、〔副腎腫瘍〕と総称される多くの腫瘍が発生しますが、大部分は良性腫瘍です。

 副腎で発生する悪性腫瘍〔副腎がん〕は、副腎皮質の細胞から発生しますが、副腎髄質からも〔悪性褐色細胞腫〕や〔神経芽細胞腫〕が発生します。