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潜伏期
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はしかは麻疹ウイルスの感染で発症する病気ですが、主な感染原因は麻疹患者からの飛沫感染が多いとされます。麻疹ウイルスへの感染から発症までの潜伏期間は、8〜12日程度です。
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前駆期(カタル期)
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感染してから8〜12日間の潜伏期が過ぎて、3〜4日の間、発熱や咳、鼻水など風邪に似た症状を呈する「前駆期」が始まります。前駆期は「カタル期」とも呼ばれています。
発症第1日目には、発熱がはじまり、倦怠感、上気道炎症状、結膜炎症状、鼻炎、咳などを認めます。次の日ころから口腔粘膜の奥歯付近に、直径1ミリほどのコプリック斑という少し膨らんだ白色小斑点が生じます。そして、カタル期の終わり時点では、いったん熱が下がります。
他者への感染力はこの前駆期(カタル期)が最も強くなります。
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発疹期
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発症後3〜4日目後のカタル期の最後でいったん解熱しますが、半日ほどして再び39〜40度Cの高熱が出現し、今度は全身への発疹が現れます。これが発疹期のはじまりです。発熱の現れ方が前駆期と発疹期の二度あるので、この現象を二峰性発熱と呼んでいます。
発疹は、少し隆起した鮮虹色の発疹で、まず前額から耳介後部顔面、体幹から目立ち始め、徐々に四肢の末梢にまで及んでいきます。体幹部の発疹は一部の健常皮膚は残るものの、全体的に癒合して身体を覆うようになります。
高い発熱や発疹の出現だけでなく、咳や鼻汁などの鼻炎症状はさらに激しくなり、口腔粘膜が荒れて痛みます。ときに下痢症状を訴えることもあります。高熱のために全身倦怠感、食欲減退、経口摂取不良となるため、乳幼児では脱水状態になる危険があります。
発疹期は、発疹の出現後72時間ほど持続します。その後、発疹は褐色の色素沈着を残して消退し、解熱に向かいます。これが発疹期の終了です。しかし、もしもそれ以降も発熱が続くようなら、細菌による二次感染の心配があります。
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回復期
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発疹は退色後、褐色の色素沈着を残して消退し、数日で徐々に皮がむけるように剥がれ落ちます。こうして、発疹期が終わるといよいよ回復期に入ります。解熱後も咳は継続して残りますが、それも徐々に改善してきます。
しかし、回復期に入っても、回復期2日目ころまでは感染力が残っているので、学校保健法により解熱後3日を経過するまでは出席停止の措置がとられます。
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