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薬の飲み合わせ


 2種類以上の薬を同時に飲んだり、あるいは薬と果物を同時に食べたりしたとき、「薬物相互作用」と呼ばれる現象が起こり、薬の作用が強く出すぎたり、逆に効き目が落ちることがあります。

 通常、飲み薬は小腸で吸収されると、先ず肝臓に到達します。

 薬も人体にとっては一種の異物なので、先ず、肝臓での解毒作用を受け、肝臓で分解され無害化・無毒化されることになります。

 もちろん、全量が分解されては薬としての効果が出ないので、通常は肝臓の分解能力以上の量が使われ、分解されずに残った量の薬が心臓を経て全身に送られ患部に到達するわけです。

 患部で薬としての役目を終えた薬は、再び肝臓に戻って代謝(分解・無毒化)され、腎臓に送られて排泄されます。この代謝過程では酵素が作用するのですが、薬によって酵素を誘導するものと、逆に酵素を阻害するものとがあります。前者は他の薬の代謝を早めてしまうため、その薬が効かなくなり、後者の場合は、代謝に時間がかかるようになり、薬が体内に長く残るため、効き目が強くなってしまうのです。

 薬同士の飲み合わせや、薬と果物などの食品との飲み合わせについては、医師や薬剤師の指導をうけるのが一番正しい方法です。参考までに、このページでは、薬と薬、あるいは薬と果物などでどのような飲み合わせが起こるのか例を示しておきます。


薬の飲み合わせ ◆薬には他の薬や飲食物との飲み合わせがあり、注意が必要です。
薬の飲み合わせ  「薬と薬」「薬と飲食物」の飲み合わせで、思わぬ副作用がでたり、薬の効き目が出なかったりすることがあります。これを防ぐ最も大切なことは、自分が既に服用している薬の内容を医師や薬剤師にきちんと伝えることです。その上で、医師または薬剤師から服用の仕方などの指示をうけることです。

薬と他の薬、飲食物との飲み合わせの例
(例1)薬と薬  抗がん剤の「5−FU」系と、帯状疱疹治療薬「ソリブジン」は飲み合わせで重大な問題が発生します。

 ソリブジンが、抗がん剤の5−FUが肝臓で代謝(分解・無毒化)されるのを妨げるため、この抗がん剤の効果が極度に強くですぎてしまいます。

 それぞれは単独で使用すれば、よい薬ですが、飲み合わせると極めて危険です。

(例2)薬と薬  「ニューキノロン系抗菌薬」と「金属カチオン(マグネシューム・アルミニウム・カルシウムなど)含有の薬」は、飲みあわせで問題が発生します。

 ニューキノロン系の抗菌薬には、シプロキサン、クラビット、オゼックス、メガロシン、スパラ、ロメバクト、バクシダール等があります。また、金属カチオンを含有する薬には胃の薬や下剤などがあります。この2種類の薬を同時に服用すると、抗菌薬の効果が弱くなってしまいます。

 ニューキノロン抗菌薬が金属カチオンを吸着して、消化管からの吸収が悪くなってしまうのが原因です。この二つの系統の薬を服用する場合には、先ず、ニューキノロン抗菌薬を服用し、2時間以上経ってから金属カチオン含有薬を服用すれば大丈夫です。(その逆の順序では駄目のようです。)

(例3)薬と薬  薬とお酒を一緒に飲んではいけないことは常識的に知られています。

 お酒と薬を同時に服用すると、アルコールで薬の成分が分解されたり、本来の効果以外の副作用が現れることもあり、大変危険です。アルコールで飲むことは絶対避けてください。

(例4)薬と飲食物  「グレープフルーツ(ジュース)」と免疫抑制剤や高血圧患者用の血圧降下剤である「カルシウム拮抗剤」は、飲みあわせで重大な問題が発生します。

 グレープフルーツには、肝臓で薬を代謝(分解・無毒化)するのに必要な酵素の働きを妨害する物質が含まれています。このため、薬が肝臓で分解・無毒化されるのに時間がかかり、薬の効果を強めてしまうという副作用が出やすくなります。

 血圧降下剤を朝に服用する場合は、グレープフルーツは昼以降に食べるように注意するといいでしょう。

(例5)薬と飲食物  「納豆・クロレラ・ブロッコリーなど」は「血液凝固防止薬(ワーファリン)」の効果を弱めてしまいます。

 血液を固まりにくくする薬は他にもありますが、納豆やクロレラ食品、緑黄色野菜などと飲み合わせがあるのは、ワーファリンだけです。

(例6)薬と飲食物  「セント・ジョーンズ・ワート」は「免疫抑制剤や、ジゴキシン(心不全の薬)」等と飲み合わせがあります。薬を体害に排泄する酵素を誘導する作用があるため、薬の効果を弱めてしまう可能性があります。

 セント・ジョーンズ・ワートを含む健康食品やサプリメントはわが国でも多数販売されていますので、これらを購入されたときは、食品ラベルに「St. John's Wort」などとかかれていないか確認することが重要です。