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パーキンソン病治療薬

 パーキンソン病とは、脳の中の神経伝達物質の一つであるドーパミンという物質が減少して起こる一連の症状を持った病気です。現在の医学では、確たる原因が分からず、治療法も確立されていない状態です。


 パーキンソン病では、脳の幹にあたる中脳と、ここと密接な関連のある線条体が関連しています。通常であれば、中脳の中にある黒質と呼ばれる部分でドーパミンが作られ、線条体の細胞へと運ばれます。しかし、パーキンソン病では、原因不明の理由で、この黒質細胞と線条体の連絡網が損傷を受けていて、十分なドーパミンが線条体に届きません。

 パーキンソン病の典型的な症状は、手足などの振るえと動きにくさです。振るえの回数は毎秒4〜6回くらいですが、本人には非常に辛い状態になります。この症状は静かにじっとしているときに特に激しく起こり、何かをしようとすると一時的に治まる場合もあります。動きにくさも辛い症状ですが、動き出そうとしても最初の一歩がなかなか出てきません。また、一旦動き出すと、歩みが止まらなくなる突進現象が起こります。また、筋肉が固くなって、手足が使えない状態にもなります。

 発病する年齢は、通常50代以降ですが、ときには、10代、20代の人がなる場合もあります。発病率は人口1000人に一人くらいの割合です。

 パーキンソン病の治療は薬によるものが主体ですが、薬で症状の改善はできても、完治することは不可能です。くすりは一生涯、飲み続ける必要があります。一方、脳の特定部位に電極を差し込み、そこに一定の電圧を掛けて刺激を与える技術が開発され、すでに実用段階に成りました。

パーキンソン病治療薬:L−ドーパの合剤(メネシットなど)とCOMT阻害薬の合剤
代表的な処方薬
 レボドパ(L-dopa)・ドーパミン受容体作動薬・ドーパミン放出薬(アマンタジン)ドーパミン放出薬(アマンタジン)・MAO-B阻害薬 (セレギリン)・COMT阻害薬(エンタカポン)・抗コリン剤・ノルアドレナリン作動薬(ドロキシドパは日本で開発されたノルアドレナリンの非生理的前駆物質)など

特色・効能  COMT阻害薬はレボドーパの分解過程を阻害するので、レボドーパが長く血中のとどまることができ、レボドーパの有効時間が長くなる。日本での発売は未定。

副作用  不明

飲み合わせ  不明