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眼病治療薬

 緑内障という目の病気は、おおそこひとも呼ばれ、眼球内部で作られる房水と呼ばれる液体が、いろいろな原因で外部に排出されなくなり、眼球内の圧力(眼圧)が上昇してしまう病気です。緑内障になると、視神経が損傷し視野に欠損が生じます。視野狭窄となり、最悪の場合には失明する恐れもあります。


 一方、正常な眼圧であるにもかかわらず視野に欠損がみられる場合があり、これを正常眼圧緑内障と呼んでいます。

 緑内障の治療は、薬による治療と、レーザー手術、および外科手術という3つの方法があります。薬による治療は、基本的に眼圧を低下させることで、視神経繊維の傷害を防止します。薬による治療では、治療薬は症状の進行を抑えることはできますが、完全に治癒することはできません。最近では、レーザーによる切開治療や外科手術も盛んに行われていますが、どの方法が最適かは、患者の状態や年齢などによって定まります。

眼病治療薬:β遮断剤
代表的な処方薬
 マレイン酸チモロール・チモロール・チマバック・チモプトール・チモレート・ファルチモ・ブルンネ・リズモンなど

特色・効能  眼圧上昇が原因で起こる緑内障の治療に用いられるβ遮断薬は、交感神経の刺激伝達部分にあるβ受容体を遮断することで、交感神経を鎮め眼圧を下げる作用があります。

副作用  気管支痙攣、呼吸不全、心ブロック、うっ血性心不全などの副作用がでることがあります。

飲み合わせ  特にありませんが、他の点眼薬や高血圧治療薬などと併用する場合には、医師の判断が必要になります。


眼病治療薬:炭酸脱水素酵素阻害剤
代表的な処方薬
 ジクロフェナミド・ダラナイドなど

特色・効能  炭酸脱水素酵素阻害剤という目薬は、目の水晶体の厚さを調節し目のピントを合わせる機能をする網様体細胞内にある炭酸脱水素酵素の働きを抑制します。これにより、房水の産生を妨げ眼圧を低下させます。

副作用  電解質失調、精神錯乱、ヒステリーなどの副作用がでることがあります。

飲み合わせ  炭酸脱水素酵素阻害剤であるジクロフェナミドを使用中に、多量のビタミンCを摂取すると、尿路結石や腎結石が起こりやすくなります。