厚生労働省から日本人の場合の「基礎代謝基準値」が公表されています。 これは、男女別・年齢別に、体重1kg当たりの基礎代謝量を統計的に処理して、標準的な基礎代謝量として求めたものです。 基礎代謝量は、性別、年齢、身長、体重、筋肉量など多くの要素により異なります。同じ年齢でも、これらの要素により基礎代謝量は異なってくるのですが、自分の基礎代謝量がどれくらいなのか知りたくなります。 |
このページでは、基礎代謝量を計算するための「ハリス・ベネディクト方程式」を紹介し、これによる基礎代謝量の計算をしてみます。
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◆〔基礎代謝量の計算方法〕をご説明します。 |
基礎代謝の計算 |
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基礎代謝診断 |
基礎代謝量は、誰もが同じというわけではなく、性別や年齢、身長、体重、体型、筋肉量など多くの要素により異なります。同じ性別、同じ年齢、同じ体重なら、ここで計算される基礎代謝量は同じとなってしまいます。 しかし、これはあくまで、標準的な計算値であり、現実には、基礎代謝が高い人と低い人とがおります。 現実の基礎代謝が多い人は、食物を食べてもどんどんエネルギーが消費されるので良いのですが、この人が活発なスポーツなどをして活動エネルギーが多い場合には、それ相当のカロリーを摂取しないと、痩せてきてしまいます。しかし、無限に痩せるわけではなくて、痩せるに従って基礎代謝量も減少してくるので、痩せたままのどこかでバランスはします。 一方、基礎代謝の低い人は、それほどエネルギーが消費されないために、余ったエネルギーは脂肪分として身体内に蓄積され、肥ってしまいます。といっても、無限に肥り続けるわけではなく、体重が重くなると、それなりに基礎代謝も増えてくるので、肥ったままのどこかの体重で一定にはなります。 活発で痩せ型の人は、カロリーの摂取量を多めにすることで、特別な問題は起こりませんが、極端に太り気味の方は、なぜ基礎代謝が低いのか考える必要があります。そしてできる対策を実施するのがいいです。 ここに、基礎代謝が少ないのはどんな人なのか一例を示します。これらの項目の症状がひとつでも当てはまるようであれば、基礎代謝が低い体質の可能性があります。これらについて対策を心がければ、状況はきっと改善されます。
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