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〔動作強度〕

 
 〔動作強度〕は、ある動作に要するエネルギー消費量が、〔基礎代謝量〕の何倍になるかを示した指標で、〔Af(Activity factor)〕とも呼ばれます。

 動作強度は、軽い動作ほど小さく、激しい動作ほど大きな値となります。

 動作強度とその作業に費やした時間を一日分集計することで、一日に消費したエネルギー量を知ることができます。



 動作強度 Af に関連する指標には、次のようないくつかの指標があり、それらは互いに換算可能です。

  〔RMR〕  = 〔エネルギー代謝率〕
  〔METs〕 = 〔生活活動強度〕
  〔PAL〕  = 〔身体活動レベル〕
 Af = ある動作に要するエネルギー消費量 ÷ 基礎代謝量
    = PAL
    = RMR + 1.2
    = 1.1 ÷ 0.9 X METs

動作強度 ◆〔動作強度〕の計算法や他の指標との関連などをご説明します。
動作強度の定義  動作強度は、エネルギー必要量を計算するために使われる活動強度を示す指標で、ある動作のエネルギー消費量が、基礎代謝量の何倍になるかを示し、Af(Activity factor)とも呼ばれています。

 軽い動作の動作強度は小さく、激しい動作の動作強度は大きな値となります。

動作強度:Afの計算式

動作強度の表  主な活動についての動作強度Afの値を下記の表で示します。

主な活動の動作強度
動作強度(Af) 日常生活活動
1.0 睡眠、横になる、ゆったり座る(この状態が何もしないでいても必要なエネルギーである〔基礎代謝量〕に相当します。)
1.3 談話
1.4 料理、食事
1.5 身の回り(身支度、洗顔、トイレ)
車の運転
1.6 机上事務
2.0 立位で乗り物に乗る
2.2 買い物、散歩などでゆっくり歩く
2.2 睡眠、横になる、ゆったり座る
洗濯
2.7 掃除
3.6 普通の速さで自転車に乗る
4.0 階段を下りる
4.4 サイクリング(自速10km)
4.5 雑巾がけ
急ぎ足で通勤、買い物
布団あげおろし
ラジオ体操
5.8 階段昇降(「階段を上る=7.5」と「階段を下りる=4.0」の平均値)
7.0 ジョギング(120m/分)
7.5 階段を上る

動作強度と他の指標との関係  身体活動の強度を表す方法としては、ここで示した〔動作強度:Af〕の他にも、〔エネルギー代謝率:RMR〕や〔生活活動強度:METs〕、〔身体活動レベル:PAL〕などがあります。それぞれの指標の間には次のような関係があるので簡単に換算が出来ます。

動作強度AfとPAL、RMR、METsの計算式。Af=PAL=RMR+1.2=1.1/0.9*METs

 METsでは、食事により体が発熱するエネルギー(DIT:食事誘発性体熱産生)が考慮されていないため、そのための補正として、0.9で割り算しています。これによりDITによる消費エネルギー分を上乗せします。(食事誘発性体熱は、全消費エネルギー(全代謝量)の10%くらいを占めているため)

動作強度による消費エネルギーの計算方法  Afの用いると、何かの動作をした場合の消費エネルギーを計算することができます。この計算は、その活動の継続時間を〔分〕で計る場合には、次のようになります。

 〔消費エネルギー(kcal)〕=〔基礎代謝基準値(kcal/kg/日)〕X〔体重(kg)〕X〔Af〕X〔活動時間(分)〕/1440(分/日)

消費エネルギーの計算例
例1  体重60kgで50歳の男性が、30分かけて家庭内の掃除をしたときの消費エネルギーを計算してみます。

 ・50歳の男性の基礎代謝基準値=21.5(kcal/kg/日)
 ・掃除作業でのAf=2.7

 〔消費エネルギー〕= 21.5 X 60 X 2.7 X 30 / 1440 = 72.6〔kcal〕

例2  体重70kgで40歳の男性が、20分間、家庭内の階段の昇降を繰り返したときの消費エネルギーを計算してみます。階段の昇降では思いの他、多くのエネルギーを消費します。

 ・40歳の男性の基礎代謝基準値=22.3(kcal/kg/日)
 ・階段昇降でのAf=5.8

 〔消費エネルギー〕= 22.3 X 70 X 5.8 X 20 / 1440 = 125.7〔kcal〕