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〔植物療法:フィトテラピー〕 |
植物療法は、「フィトテラピー」あるいは「フィトセラピー」とも呼ばれ、洋の東西を問わず、古来より民間療法として、ある種の植物が利用されてきました。 ハーブをはじめとして、植物の治癒力を用いて、心身の不調、皮膚のトラブル、病気の予防などに活かそうとする方法のことです。 フィトテラピーは、植物がもたらす多くの薬理作用を用いて、いろいろな病気や症状を緩和したり、治療したりします。 有名なアロマテラピーもフィトテラピーの1分野となります。 |
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アロマテラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を用いて、いろいろな症状などの改善を目指します。一方、フィトテラピーは更に概念が広く、ハーブを入浴剤にしたり、湿布したり、砕いて摺り込んだりすることも含みます。 フィトテラピーの基本的思想は、「疾患の治癒は生命力=自然治癒力の発動による」とするものです。フィトテラピー(植物療法)には、用いる精油成分によって、緩やかな作用を示すものから、非常に強力なものまであります。この中で、強力な薬理作用のある精油を用いる場合は、医師など専門的知識を持つ者の判断が必要になります。 |