基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
健康食品健康食品全般健康食品の分類健康食品の効用健康食品の留意点市販健康食品植物由来系動物由来系鉱物由来系機能系発酵食品酒類
油脂類調味料類甘味料類香辛料類食品添加物類嗜好飲料類健康茶健康酢菓子類調理加工食品類
五十音検索ABC検索数値記号検索  
健康食品

〔ナツメヤシ〕

熱帯性果樹類とは アセロラ アボカド ココヤシ
グアバ ドリアン ナツメヤシ バナナ
パパイヤ パイナップル マンゴー

ナツメヤシ 
(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」) 
 ナツメヤシ(Phoenix dactylifera)は、ヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木で、棗椰子とも書かれます。ナツメヤシの果実はデーツ(date)と呼ばれ、北アフリカや中東では主要な食品のひとつとなっていて、この地域を中心に広く栽培されています。

 ナツメヤシは砂漠地帯では重要な主食となる果実で、果肉は柔らかく生食できますが、天日乾燥してものや、加工したものも食べられます。乾燥したものは「乾燥デーツ」、核を抜き去った「除核デーツ」と呼びます。

 干した果肉は、お菓子やジャムにしたり、アルコール飲料の原料ともなります。また、ナツメヤシの新葉はガリと呼んで木菜として利用されます。

 乾燥デーツには、炭水化物やたんぱく質、脂質、カルシウム、リン、ビタミン類などが豊富で栄養価が高いです。



原産地・歴史 ◆〔ナツメヤシ〕の原産地や歴史をご説明します。
ナツメヤシの原産地・歴史  ナツメヤシの原産地は、北アフリカか西南アジアのペルシャ湾沿岸と考えられています。非常に古くから栽培され分布が広がっていたので、本来の分布がどうだったかは定かではありません。

 ナツメヤシの栽培は、古代エジプトやメソポタミアでは紀元前6000年もの古代より行われていたと考えられており、アラビア東部でも紀元前4000年頃には栽培されていたとの考古学的証拠が存在します。

ナツメヤシという植物  ナツメヤシは、雌雄異株で、幹径50~70cm、樹高15~25mにも成長する大きな樹木です。ナツメヤシの木は、単独で生長することもありますが、同じ根から数本の幹が生えて群生することもあります。樹木は直立または傾立します。

 長さが3mほどになる、葉柄に棘のある羽根状の葉をつけます。葉には、長さ30cm、幅2cmほどの小葉が50~100枚ほどついています。発生後5年目くらいから結実するようになり、樹木は100年ほどの寿命をもちます。

 ナツメヤシは、果樹として栽培されますが、通常は雌株50本に対して雄株1本の割合ですじ植えし、人工授粉して栽培します。栽培温度は2℃以上で、乾燥地でよく育ちます。

 ナツメヤシの果実は半年ほどで熟し、果実の直径は2~3cm、長さ3~7cmほどの楕円球型をしています。果実は明るい赤~黄色などで、内部には長さ2cm、厚さ6~8mmほどの種子がひとつだけ入っていて、干すと濃い褐色に変化します。果肉は多量の糖分を含み、生食したり、乾燥するなどしていろいろな用途で用いられます。

 ナツメヤシは、グルコースや古くトー素、スクロースの含有量によって、ソフト、セミドライ、ドライの3種類に分類される。

 ナツメヤシは、乾燥に強く、砂漠や熱帯地方で特に有用な植物です。実、葉、幹のすべてが有用であり、しばしば「生命の樹」と崇められます。英語名では、聖なる不死鳥フェニックスにちなんだ名称「Phoenix dactylifera」がつけられています。

ナツメヤシ生産量  ナツメヤシの果実であるデーツの全世界での生産量は、2004年の統計で、670万トンに達し、主な生産国は、エジプト、イラン、サウジアラビアなどです。

ナツメヤシの利用法  ナツメヤシは、果実ばかりでなく、全ての部分が食用だけでなく、さまざまな用途に利用されます。
ナツメヤシの利用法
果実(デーツ)  ナツメヤシの果実(デーツ:Date)は、そのまま生で食べるか、干して食べます。干し柿のような味や風味がします。あるいは、ジャムやゼリー、ハルヴァ、ジュース、菓子などに加工して食されます。日本では、種子を抜いて乾燥させたものが輸入されて販売されています。

 デーツは、豊富な果糖を含むため、水に浸して発酵させ醸造して酒や酢をつくります。乾燥して粉にしたデーツを小麦と混ぜて保存食が作られます。乾燥したデーツは、サハラ砂漠地帯では、人の食料となるだけでなく、ラクダや馬、犬などの餌にもされます。

 イスラム諸国では、デーツと牛乳をラマダーン期間中の日没後の最初の食事として食べる習慣があります。

 直径が50cm以上にも育つ幹は広く建材として利用したり、燃料とされます。幹から分泌するゴム様物質「ククムチル:kukumchil」は薬用になります。

花穂  花穂は蒸留して香水「タラ:tara」を生成します。樹液は、発酵させて蒸留酒「アラック:arrack」を作るときに添加します。

 核は種子を包むちょっと固い殻で、家畜の飼料となります。

種子  種子は核に包まれて内部にある部分で、この種子から採れる油は石鹸や化粧品として用いられるほか、ラクダなどの家畜の飼料にもなります。種子そのものをネックレスの材料などにも利用します。

 葉は屋根を葺く材料としたり、編んで家具や帽子の材料となるほか、敷物や仕切り布、かご、団扇などにも用います。

 果樹としての盛りを過ぎた古い木の株の先端にある若い芽は、野菜(木菜)として食用にされることがあります。若い芽を全部採ってしまうとその木は枯れてしまいます。



主な栄養成分 ◆〔ナツメヤシ〕の主な栄養成分についてご説明します。
ナツメヤシの主な栄養成分  ナツメヤシの果実に含まれる主な栄養成分は、ビタミンC、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、食物繊維などです。

乾燥デーツの栄養成分(100g当たり)
エネルギー 235kcal
炭水化物 63g
たんぱく質 2g
脂質 0.2g
カルシウム 80mg
リン 95mg
ビタミンC
食物繊維 3g


主な効能・効用 ◆〔ナツメヤシ〕の主な効用・効能についてご説明します。
ナツメヤシの主な効用・効能  ナツメヤシの効能には、糖尿病や貧血などによいとされています。便秘の改善にも効果があるとの話もあります。


風作用・注意点 ◆〔ナツメヤシ〕の副作用や注意点についてご説明します。
ナツメヤシの副作用や注意点  ナツメヤシの副作用は報告されていません。


料理のコツ ◆〔ナツメヤシ〕の料理のコツをご説明します。
ナツメヤシの料理のコツ  ナツメヤシの果実はデーツと呼ばれ、そのまま生食するか、干して食べます。

 また、ジャムやゼリー、ハルヴァ、ジュース、菓子などに加工しても食べます。

健康食品・サプリメント ◆〔ナツメヤシ〕の市販健康食品・サプリメントはありますか?
市販ナツメヤシ・サプリメントの例  ナツメヤシを含有する健康食品・サプリメントは、HBWサプリメントなどから販売されています。これらのご利用に関しては、販売会社のご説明だけでなく、上記の内容もよく理解して下さるとよいと思われます。

ナツメヤシサプリメント例
HBWサプリメント ZONEダイエットバー(チョコラズベリー味)12本入り