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〔脳・神経の病気〕本態性振戦 |
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〔本態性振戦〕とは、何かの動作を始めようとしたり、一定の姿勢を保とうとすると、身体が震える病気です。 |
服のボタンが嵌められない、箸がうまくもてないなどの症状があると、この病気の可能性があります。 |
〔本態性振戦〕の発症率は、日本人の人口1000人あたり3~17人で、平均的には約0.6%とのデータがありますが、調査によるバラツキが大きいです。 |
振戦とは、自分の意思とは無関係に規則的なふるえが生じる不随意運動のことです。 |
本態性振戦は、ふるえを唯一の症状とする神経疾患で、その他の症状はありません。
・文字を書こうとすると手が震える。 |
本態性振戦の原因はよく分かっておりません。緊張状態で震えが出やすいことから、興奮したときに働く交感神経が関係しているのではないかとの説があります。 |
振戦の症状を呈する病気には、本態性振戦の他にも、嗜好品や薬などによる振戦、甲状腺機能亢進症、パーキンソン病、企画振戦、羽ばたき振戦などがあります。 |
本態性振戦では、震え以外には症状は無く、特に悪化する病気でもないので、日常生活に支障がないのであれば、通常は治療の必要はありません。 |