|
〔呼吸器の病気〕肺気腫 |
|
呼吸器の病気である〔肺気腫〕は、肺の中でガス交換の作用を行う肺胞組織が喫煙などの原因で破壊されたために起こる疾患です。 |
真の原因は不明ですが、長期にわたる喫煙癖や大気汚染などが深く関係しています。 |
〔肺気腫〕は、中年以降の男性に多く発症し、上記のように喫煙との関係が極めて深いです。 |
肺は肋骨と筋肉で構成された胸郭の中にあり、この納まっている空間のことを「胸腔」と呼んでいます。 |
簡単にいえば、肺気腫とは、呼吸細気管支と肺砲が膨張し破壊される病気で、これは徐々に進行し、やがて肺胞はブラと呼ばれる袋を形成してしまいます。 |
肺気腫の真の原因は、よくわかっていません。しかし、肺砲組織が破壊されることで起こる病気であることから、喫煙と大気汚染などが重大にかかわっていると考えられています。 |
肺気腫で現れる、息切れや呼吸困難の症状は、他の呼吸器の病気でも認められる症状なので、肺気腫の診断には、胸部X線検査、呼吸機能検査(肺機能検査)および血液検査が必要です。 |
一度破壊されてしまった肺胞は、決して元に戻すことはできません。
|