〔肩こり〕は、明治時代に夏目漱石によって作られた造語「肩が凝る」という語句から使われるようになった表現法です。 これは、肩の筋肉が固くなる症状を指す日本人特有の表現方法で、〔肩が張る〕ということも多いです。 肩に限らず首や背中が凝ることも指す言葉です。
〔肩こり〕の真の原因は明確に定まってはいないものの、長時間にわたり同じ姿勢をとり続けるなどして起こります。 頭部を支えている僧帽筋やその周辺の筋肉が疲労し十分な酸素や栄養分が補給されなくなって、筋肉が硬くなってしまう状態とされています。
このため、肩こりの症状は、血液の流れをよくするように、首や肩などの適度な運動をすることで改善されます。 また、刺激性のある貼り薬などを用いることでも確実な効果があります。