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〔心臓・血管の病気〕不整脈 |
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心臓は一定のリズムで収縮と拡張を繰り返し毎分60~90回くらいの脈を打ちながら血液を送り出しています。 |
〔不整脈〕には、脈の打ち方が異常に速くなる頻脈と、逆に異常に遅くなる除脈とがあります。 |
現在では、「心臓ペースメーカー」や「カテーテルアブレーション」などの優れた治療技術が開発され実用化されています。 |
特別な病気がなくても、息を吸うと脈は速くなり、息を吐き出すと遅くなります。 |
脈が乱れる不整脈の種類には、脈が遅くなる徐脈、速くなる頻脈、そして脈が飛ぶ期外収縮という三つがあります。
不整脈があっても無症状であれば無症候性不整脈といわれ、何らかの症状を伴うときは症候性不整脈と呼ばれます。 |
不整脈の起こるパターンには、心臓あるいは他の臓器などに何かの疾患があってそれが原因となって起こるものと、原因がはっきりしないもとがあります。 |
不整脈の検査は、聴診、心電図検査が最初で、必要に応じて胸部X線撮影、血液検査、ホルター心電図検査、運動負荷心電図検査、心臓超音波検査などによって行います。
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近年、不整脈の治療方法には目覚しい進歩があり、ほとんどが治せるようになりました。 |
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頻脈には、カテーテルアブレーション法が開発され実用化されました。この方法では、カテーテルと呼ばれる直径2ミリほどの細い管を、足の付け根にある大腿静脈血管から心臓に挿入します。 |
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徐脈の場合は、体内にペースメーカーを埋め込むことで通常人と変わらない生活ができるようになります。 |
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心室細動などの危険な不整脈では除細動器(AED)により心臓にショックを与え(除細動)、心臓のリズムを正常に戻す場合もあります。 |