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〔脳・神経の病気〕三叉神経痛 |
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顔面の感覚を脳に伝える三つの神経である「眼神経」「上顎神経」および「下顎神経」をまとめて「三叉神経」といいます。 |
通常、〔三叉神経痛〕では、突然、顔面の片側に電気が走るような鋭く衝撃的な痛みが現れます。 |
〔三叉神経痛〕は、どの年齢層の成人にも起こりえますが、通常は中年や高齢者に多く発症し、特に女性に多いです。 |
顔面の知覚・感覚を脳に伝える神経は三叉神経と呼ばれ、眼神経(第1枝)、上顎神経(第2枝)、下顎神経(第3枝)の三本の枝からなります。
三叉神経痛の痛みは日常生活の中でちょっとしたことから誘引されます。 |
三叉神経痛の痛みには特徴があって、非常に激しい痛みですが突発的で短時間の痛みが主体で、電気ショックを受けたような痛みが数秒、長くても数十秒程度のあいだ続きます。 |
三叉神経痛には、原因が明確ではない突発性三叉神経痛と、なんらかの原因疾患のある症候性三叉神経痛とがあります。
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三叉神経痛の診断は通常詳しい問診ではじまります。 |
三叉神経痛の治療として、痛みに神経を集中しないと苦痛を軽減できるとの考えがあります。 |
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内服治療法に使用される医薬には、抗てんかん薬を使用するものや抗うつ薬、麻酔薬を使用するものなどがあります。
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飲み薬で改善がみられないときや、副作用のため薬の服用が困難な場合には、MRIでの検査結果に基づいて手術による方法が採用されます。
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