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〔脳・神経の病気〕未破裂脳動脈瘤 |
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脳の内部で動脈の一部がコブのように膨れている状態を〔未破裂脳動脈瘤〕といいます。 |
〔未破裂脳動脈瘤〕は、初期の段階では特別な症状も出ないので、脳ドックなどでのCTスキャンやMRI検査で頭痛やめまいなどの検査をした場合に偶然に発見される場合が多い病気です。 |
親族にそのような人がいない場合でも、脳ドック検査者の6%に〔未破裂脳動脈瘤〕があるとされています。 |
脳動脈の血管と血管の分岐部などにできたコブ(瘤)のように膨れた部分を脳動脈瘤といいますが、脳に動脈瘤があってもまだ破裂していない脳動脈瘤が未破裂能動脈瘤です。 |
未破裂脳動脈瘤があっても、小さなものであれば特別な症状を呈さないのが普通です。 |
脳動脈瘤ができる原因は正確なところは不明です。 |
脳動脈瘤は特別な症状がない場合が多いのですが、家族や一族にくも膜下出血をした人がいる場合や、突然に動眼神経麻痺が出現した人、50代以上の高齢者は検査をすることが望まれます。 |
未破裂脳動脈瘤が見つかった場合でも、未だ小さい状態で緊急に破裂する心配がない場合には、定期的な経過観察を行う方法がありますが、破裂の危険度が高いと判断された場合には外科的処置が必要です。 |
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未破裂脳動脈瘤の最終的処置は外科的手術となることが多いのですが、動脈瘤がそれほど大きくなく、すぐに破裂する危険性が小さいときは、定期的にCTスキャンや、MRIでの観察を行い、当面経過を見るという選択肢があります。 |
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脳ドック学会のガイドラインによれば、径5ミリ以上の脳動脈瘤があり、年齢が70歳以下の人には、脳動脈瘤の手術が適応であるとしています。
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