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〔呼吸器の病気〕気管支喘息症 |
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〔気管支喘息〕あるいは〔気管支喘息症〕は、気道に慢性的炎症がおこり、空気の流れを妨げ呼吸困難を招く病気です。 |
〔気管支喘息症〕の重症度は「ステップ1」の「軽症間欠型」から「ステップ4」の「重症持続型」に段階分けされています。 |
1960年代の日本人の〔気管支喘息症〕の患者数は、人口の1%程度だったのが、その後の高度成長の影響もあってか、1990年代には3%程度にまで増加しました。 |
気管支喘息症では、気道に慢性的な炎症がおこり、空気の流れを妨げることで呼吸困難となり、呼吸するたびにヒューヒューという喘鳴を伴う病気です。 |
喘息の主な症状は、「頑固な咳」「喘鳴(ぜんめい)」および「呼吸困難」です。 |
気管支喘息症の主な原因は、アレルギー反応によるとされています。しかし、他にも細菌やウイルス感染などがトリガーになるものとがあります。
・細菌
更に、急激な気候や気温の変化、過労・運動・精神的要因なども誘因原因となります。 |
気管支喘息症の診断は、次のような方法で行います。
・問診
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気管支喘息症の治療法には、根治のための原因療法と、喘息の発作を鎮める対症療法があります。 |
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気管支喘息症の重症度分類は、ステップ1~ステップ4までがあり、それぞれのステップに対する治療法は次の表のようになります。
急性に憎悪する発作の重症度分類として、「小発作」「中発作」「大発作」および「重篤発作」があり、それぞれ次の表のような治療が行われます。
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気管支喘息症に使用される治療薬は、「長期管理薬(コントローラー)」と「発作治療薬(リリーバー)」に大別されます。 |