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〔消化器の病気〕アルコール性肝障害 |
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長期にわたりアルコールを飲み続けるといわゆる〔アルコール性の肝障害〕が発症します。
・アルコール性脂肪肝
アルコール性肝障害になると、吐き気、食欲不振、体重減少、全身倦怠感、腹部膨満感などの共通的症状が現れます。 |
〔アルコール性肝障害〕の中で最初に発症するのは〔アルコール性脂肪肝〕です。 |
この合併症として〔肝性脳症〕〔肺炎〕〔急性腎不全〕および〔消化管出血〕などが起こると、高い確率で死に至る〔重症型アルコール性肝炎〕という病態となります。この段階にいたると禁酒しても手遅れです。 |
アルコール性肝障害は、大量のアルコールを長期間継続的に摂取する人に起こる、さまざまな肝機能障害の総称です。 |
アルコール性肝障害の初期にはほとんど自覚症状はなく、疲れ易いとかだるいといった程度です。 |
肝臓は、体内での代謝で発生するアンモニアなどの有害物質や、飲食物として摂取する有毒物質に対しての解毒作用を担っています。 |
アルコール性肝障害は、アルコールの長期継続的摂取によって起こる障害なので、早期に発見し、断酒などの厳しい対処をすれば、〔肝臓がん〕まで進行しないうちに止めることができます。 |
酒を飲まなければ〔アルコール性肝障害〕になることはありません。アルコールを飲む場合には、肝臓に過度な負担を掛けない程度にしておくことが重要です。 |