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〔内分泌・代謝の病気〕単純性甲状腺腫 |
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甲状腺の機能に異常がなく、〔バセドウ病〕や〔慢性甲状腺炎〕や〔腫瘍〕〔ホルモン合成障害〕など特別な原因がないのに、甲状腺が大きく腫れあがる病気です。 |
〔単純性甲状腺腫〕の原因としては、思春期や妊娠した女性などの甲状腺ホルモンの需要が増大した場合や、軽度の甲状腺ホルモンの先天的な合成障害などがあります。 |
単純性甲状腺腫とは、甲状腺機能亢進症状や低下症状が何もない上、炎症や腫瘍もない状態で、単に前頸部にある甲状腺が腫脹が認められる病気です。 |
甲状腺腫が巨大化すれば器官や食道を圧迫して呼吸困難や燕下困難をきたすことがありますが、この病気の場合には、このような症状があっても甲状腺機能検査をすれば正常と判定されます。 |
何らかの原因により生体に必要な甲状腺ホルモンが不足の状態となり、これを補うために甲状腺が肥大した状態です。
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単純性甲状腺腫では、甲状腺が肥大していますが、甲状腺機能検査を行うと、すべて正常という結果がでます。 |
この病気は、基本的に甲状腺機能は正常なので治療は不要です。 |