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〔大腿骨頚部骨折〕 |
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太ももの骨、大腿骨の先には球形をした「大腿骨頭」があり、「骨盤のくぼみ」にはまっています。 |
お年寄りの場合には治療がうまくゆかず、寝たきりになることがしばしばあります。 |
〔大腿骨頚部骨折〕には、〔大腿骨頚部内側骨折〕と〔大腿骨頚部外側骨折〕というの二つの種類があります。 外側骨折は血流が良いので治療しやすいですが、内側は血流が少ないため骨がつきにくく時間がかかります。 |
太ももの骨を大腿骨といいますが、この大腿骨の先端部には球形をした大腿骨頭と呼ばれる部位があり、これが骨盤のくぼみに嵌り込んでいます。
65歳以上くらいの高齢者は、家の中などでつまずいたり、ベッドから転げ落ちるなどのちょっとしたはずみで転倒しやすく、大腿骨頚部の骨折を起こします。 |
大腿骨頚部骨折は、骨折の部位により「大腿骨頚部内側骨折」と「大腿骨頚部外側骨折」とに分類されます。
安定骨折は、ヒビが入った程度の軽度の骨折で折れた骨が極端にずれていない場合などで整復可能なものをいいます。 |
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大腿骨頚部は転倒がその主原因となり容易に骨折してしまいます。大腿骨頚部にひびが入ったり、骨折したりすると、普通は激しい痛みで歩行ができなくなります。
骨折時の症状としては、内側骨折よりも外側骨折の方が激しく、外側骨折の場合はかなりの出血をともなうので、処置が遅れると貧血により危険な状態となります。 |
若い人での大腿骨頚部骨折の原因は、オートバイ運転での事故や高所からの転落事故などによることが多いです。
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大腿骨頚部骨折の診断は、問診や診察での所見で大体推察がつきますが、確認は頚椎部のレントゲン撮影やMRI核磁気共鳴撮影画像により診断します。 |
大腿骨頚部骨折する高齢者では、骨粗しょう症ばかりでなく、心臓病や脳血管障害、糖尿病、認知症などの症状を呈していたり、治療していることが少なくありません。 |
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先に述べたように、大腿骨頚部骨折の治療の基本は手術なのですが、手術に耐えるだけの体力がないなどの理由でやむなく保存療法を採用することがあります。 |
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大腿骨頚部骨折の手術方法は、内側骨折か外側骨折かなどの骨折の部位、程度、年齢、合併症の有無、全身状態、活動性、家庭環境などに基づいて定められ行われます。
・保存的手術
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大腿骨頚部骨折を予防する方法として、環境整備が重要です。家庭では次のような点を整備するようにしましょう。
また、転倒防止のために、筋力の低下を防ぐようなストレッチ体操や散歩なども重要です。 |