アマゾン〔身体の病気〕◇骨・関節・筋肉の病気◇大腿骨頚部骨折 |
太ももの骨、大腿骨の先には球形をした「大腿骨頭」があり、「骨盤のくぼみ」にはまっています。その大腿骨頭の下の部分を「大腿骨頚部」と言い、ここが骨折したものが〔大腿骨頚部骨折〕です。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇骨・関節・筋肉の病気◇大腿骨頚部骨折 |
太ももの骨、大腿骨の先には球形をした「大腿骨頭」があり、「骨盤のくぼみ」にはまっています。その大腿骨頭の下の部分を「大腿骨頚部」と言い、ここが骨折したものが〔大腿骨頚部骨折〕です。 |
特に、女性の場合にはホルモンの影響で男性の3倍ほど寝たきりの原因になる確率が高くなっています。高齢女性は、特別に転倒して、大腿骨頚部骨折にならないよう、日常的な注意が必要です。
・大腿骨頚部内側骨折
外側骨折は血流が良いので治療しやすいですが、内側は血流が少ないため骨がつきにくく時間がかかります。 |
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◆「大腿骨頚部骨折」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
大腿骨頚部骨折は、大腿骨頚部周辺での骨折をいい、特に関節包で包まれている内部での骨折を「大腿骨頚部内部骨折」、関節包より外の部分での骨折を「大腿骨頚部外部骨折」と呼んでいます。 |
◆「大腿骨頚部骨折」の症状の説明です。 |
大腿骨頚部骨折のタイプ |
大腿骨頚部骨折は、骨折の部位により「大腿骨頚部内側骨折」と「大腿骨頚部外側骨折」とに分類されます。更にそれぞれについて、骨折の仕方に「安定型骨折」と「不安定型骨折」とに分けられます。
安定骨折は、ヒビが入った程度の軽度の骨折で折れた骨が極端にずれていない場合などで整復可能なものをいいます。不安定骨折は骨がバラバラに砕けたり、激しく転移してしまい整復不可能の骨折をいいます。 |
大腿骨頚部骨折の症状 |
大腿骨頚部は転倒がその主原因となり容易に骨折してしまいます。大腿骨頚部にひびが入ったり、骨折したりすると、普通は激しい痛みで歩行ができなくなります。軽度の場合も含めて、ひびが入ったり、骨折したりした場合には、次のような症状が現れます。
・脚の付け根が痛む。
骨折時の症状としては、内側骨折よりも外側骨折の方が激しく、外側骨折の場合はかなりの出血をともなうので、処置が遅れると貧血により危険な状態となります。 |
◆「大腿骨頚部骨折」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
大腿骨頚部骨折の原因 |
若い人での大腿骨頚部骨折の原因は、オートバイ運転での事故や高所からの転落事故などによることが多いです。一方、高齢者の場合には、骨粗しょう症が進行しているところで、転倒したはずみで起こることが大部分です。
・身体の揺れを調節する機能の低下 |
◆「大腿骨頚部骨折」の検査方法や診断方法の説明です。 |
大腿骨頚部骨折の診断 |
大腿骨頚部骨折の診断は、問診や診察での所見で大体推察がつきますが、確認は頚椎部のレントゲン撮影やMRI核磁気共鳴撮影画像により診断します。 |
◆「大腿骨頚部骨折」の治療方法の説明です。 |
大腿骨頚部骨折の治療方針 |
大腿骨頚部骨折する高齢者では、骨粗しょう症ばかりでなく、心臓病や脳血管障害、糖尿病、認知症などの症状を呈していたり、治療していることが少なくありません。 |
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保存療法 |
先に述べたように、大腿骨頚部骨折の治療の基本は手術なのですが、手術に耐えるだけの体力がないなどの理由でやむなく保存療法を採用することがあります。 |
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手術療法 |
大腿骨頚部骨折の手術方法は、内側骨折か外側骨折かなどの骨折の部位、程度、年齢、合併症の有無、全身状態、活動性、家庭環境などに基づいて定められ行われます。
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環境整備 |
大腿骨頚部骨折を予防する方法として、環境整備が重要です。家庭では次のような点を整備するようにしましょう。
・段差の解消、敷居などのわずかな段差も注意する。
また、転倒防止のために、筋力の低下を防ぐようなストレッチ体操や散歩なども重要です。歩くことは転倒予防の基本で、姿勢を正して歩幅を広く、ちょっと早めに歩きます。小刻み歩きはつまずきやすく問題です。 |