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〔副鼻腔真菌症〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 鼻の内部には、鼻腔と呼ばれる部位があります。

 鼻腔の周囲には、前頭洞・上顎洞・蝶形骨洞および篩骨洞という4つの副鼻腔があります。

 〔副鼻腔真菌症〕は、副鼻腔内でカビの一種である真菌が増殖し、真菌塊という塊を形成して強い炎症を引き起こす病気です。



 〔副鼻腔真菌症〕の原因となる、微生物としては、真菌の中でもアスペルギルスが最も多く、ムコールやカンジダも原因となることもあります。

副鼻腔

 〔糖尿病〕や〔悪性腫瘍(がん)〕などの基礎疾患があるときに罹りやすくなります。

 これらの病気では、抗生物質やステロイド薬、免疫抑制剤などを頻繁に使用するために感染しやすくなるのです。


 症状は、左右どちらかの鼻から、悪臭を伴う粘性の高い膿性の鼻汁が出てきます。

 鼻汁の出る側の鼻づまりや痛みがあり、ときに鼻出血が生じることもあります。

 ごくまれに、真菌が眼や脳に移行することもあり、このような場合には、高熱、激しい頭痛、眼球突出、視力障害なども起こります。


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