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〔アルコール中毒〕


概要病気症状原因診断
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この疾患の概要です

 俗にいう〔アルコール中毒〕には〔アルコール依存症〕と〔急性アルコール中毒〕とがあります。

 〔アルコール依存症〕は〔アル中〕とも呼ばれる中毒で、いわゆる〔薬物依存症〕の一種です。

 飲酒による精神的、肉体的な効果に強く拘わったり、囚われてしまい、自らの意思では飲酒行動を制御できなくなった状態をいいます。


 〔アルコール依存症〕になると、自分の意思ではどうしても抑制することができなくなり、強迫的に飲酒を繰り返すようになります。

 このような状態の中で車の飲酒運転をすると、自分だけでなく周囲の人に対しても重大な結果を招いてしまいます。

 一方、〔急性アルコール中毒〕は、急激、かつ大量のアルコールを一気に飲むことで発生する中枢神経障害性の中毒といいます。


 短時間に大量の飲酒をすると、気分が悪くなったり歩行困難になったりします。

 更に量が多くなると意識が混濁したり、昏睡状態を経て死に至ることもあります。

 20代前半以前の若年者によくある、アルコールを飲みなれていない人の「一気飲み」などは極めて危険です。

 遊びのつもりで飲んだアルコールで、しばしば生命を落とすことがあります。

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転載記事内容
〔転載元〕

読売新聞 2017年04月09日

〔記事名称〕

アルコール依存109万人

〔本文〕

 依存症は精神疾患の一つで、不安やいら立ちを紛らすために特定の物質や行為への欲求が非常に強くなり、やめられなくなる。

 厚生労働省による患者数の推計(2013年)では、アルコール依存症は109万人、ギャンブル依存症は536万人。

 最近はインターネット、ゲームへの依存も多く、ネット依存傾向がある人は421万人。

 同じ境遇の人や克服した人たちと語り合うことが、回復に有効とされる。専門的な治療が必要な患者もいるが、対応できる医療機関が少ないのが課題だ。

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