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〔ニコチン中毒〕

 〔ニコチン中毒〕には、タバコの誤飲による本来の意味のニコチン中毒と、長期間の喫煙習慣から、タバコなしでは生きられないと思うようになる、いわゆる「ニコチン依存症」とか「喫煙依存症」「タバコ中毒」と呼ばれるものとがあります。

 タバコの葉に含まれるニコチンという物質は、揮発性のある無色油状液体で、強力な毒性を有するアルカロイドの一種です。


 乳幼児や老人などが、ニコチンを誤飲・誤食すると、急激にニコチン中毒の症状を引き起こします。この場合には「急性ニコチン中毒」と呼ばれます。

 特に水に溶けた状態のニコチンを誤飲すると急速に吸収され症状も重くなります。タバコ自体を誤飲した場合は、酸性の胃液のためにニコチンが溶出しにくくなるため吸収は遅くなります。


 ニコチンの誤飲・誤食による中毒症状は、軽症なら吐き気や脈拍上昇、呼吸促進など刺激・興奮状態となります。重症時には、徐脈や痙攣が起こり、更に意識障害や呼吸麻痺など危険な抑制症状が現れてきます。

 タバコによるニコチンの摂取を続けていると、ニコチン受容体に異変がおこり、24時間、ニコチンを渇望するようになってしまいます。これが「ニコチン依存症」あるいは「喫煙依存症」「ニコチン中毒」「タバコ中毒」の症状です。

 ニコチン依存症に陥っている人は、喫煙でリラックスできると考えていますが、現実には、喫煙によってニコチン離脱症状を一時的に緩和しているにすぎません。

 ニコチン依存症は、心・精神の病気の一つですから治療する必要があります。また、適切な治療により、依存状態から離脱することも不可能ではありません。

 喫煙者は毒物を摂取し続けることで健康に重大な影響を招きます。特に、肺がんの発症率は非喫煙者に対して数十倍も高くなります。執拗な喫煙者は、肺がんでの死を覚悟しなくてはなりません。


ニコチン中毒での死者数予想 ▼ニコチン中毒での死者数の予想情報をご紹介します。
WHOの予測

 2008年2月7日、世界保健機構(WHO)は、「喫煙による健康被害に関する報告書」を発表しました。

 20世紀中に、喫煙が原因となり肺がんや心臓疾患などの病気・疾患で死亡した人数は1億人だそうです。

 これによると、21世紀中に喫煙が原因となって死亡する人数は、全世界の累計として10億人を超えるといいます。この統計によれば、現在、全世界で喫煙が原因で死亡する人数は、毎年推計で540万人もいるとのこと。

 喫煙人口は、先進国では抑制されつつありますが、一方で、発展途上国では急速に増加しつつあり、何らかの有効な規制策が取られなければ、2030年に喫煙が原因で死亡する人数は、年間800万人に増加してしまうという。