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呼吸器のがん
〔呼吸器のがん〕

原発性肺がん
転移性肺がん
悪性胸膜中皮腫

〔悪性胸膜中皮腫〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 一般に、胸膜や腹膜、心膜などの膜を覆っている中皮にできる腫瘍を〔中皮腫〕と呼びます。

 これには悪性のものと良性のものとがあり、悪性のものはいわゆる〔がん〕の一種です。

 〔中皮腫〕の発生する身体部位は胸膜が多く、胸膜にできた中皮腫を〔胸膜中皮腫〕といいます。


 腹膜にできれば〔腹膜中皮腫〕、心膜にできれば〔心膜中皮腫〕と呼ばれます。

 そして、〔胸膜中皮腫〕の中で悪性の中皮腫が〔悪性胸膜中皮腫〕です。

 〔悪性胸膜中皮腫〕の発生する主な原因は、従来建設現場などで多く用いられてきた「アスベスト(石綿)」の吸い込みによるものと考えられています。

 建設現場での作業時にアスベストを吸い込んでから、〔悪性胸膜中皮腫〕として発症するまでの期間は、個人差が大きいものの、おおむね15~40年くらいとされています。

 〔悪性胸膜中皮腫〕は発症してしまうと治療は困難であり、現時点では、肺を取り囲む胸膜ごとそっくり摘出する手術以外に有効な治療方法がありません。


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