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〔消化器の病気〕胃潰瘍 |
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〔胃潰瘍〕は、臓器自体が分泌する塩酸やペプシンなどの胃液により消化されて傷つき潰瘍となってしまう病気です。 |
胃潰瘍の主な原因はストレスで、几帳面な人が罹りやすいです。 |
一般的に、粘膜の傷が粘膜下層まで達していない状態を「びらん」といい、粘膜下層より深くまで達した状態が「潰瘍」と呼ばれます。 |
胃の中では、口から摂取した食物を消化するために強力な酸が含まれています。
胃潰瘍では、粘膜を構成する内壁にびらんができる軽度のものから、筋層や漿膜に到るような深い潰瘍があります。 |
胃潰瘍の典型的な症状は、「みぞおちの痛み」です。 |
潰瘍の起こる基本原因は、何らかの原因で胃酸と粘液の平衡状態が崩れ、胃酸の効果が勝るために起こります。 |
潰瘍は自覚症状だけでの診断は難しいので、検査による診断が必要です。 |
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胃カメラによって、胃の粘膜組織を採取し、そこにピロリ菌が存在するかどうか検査しますが、検査方法には、ウレアーゼ試験法、組織診、培養検査の三つがあります。
他の病気と同じように、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は軽度のものほど治りも早いので、胸やけや上腹部不快感など潰瘍特有の症状が現れたら、早めに消化器内科を受診することが大切です。 |
胃潰瘍の本格的な治療法を行う前に、まず必要なのは、悪い生活習慣の改善です。その上で、対症療法、根本治療を行うことになります。
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