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〔消化器の病気〕胆嚢炎 |
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胆嚢に溜まった胆汁に、細菌感染が伴って炎症を起こした状態が〔胆嚢炎〕です。
・急性胆嚢炎 |
急性の場合は、脂っこいものを食べたり、アルコールを大量に飲んだりしたとき、右上腹部に強い痛みを感じます。 |
胆嚢は、肝臓から分泌される胆汁を一時的に蓄え、濃縮する臓器です。胆汁成分には、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素が含まれます。 |
急性胆嚢炎では、初期症状として右脇腹の激痛、呼吸時の右肩の痛みが現れ、寒け、ふるえ、38度C近い発熱、心窩部痛なども出現し、半日くらい続きます。 |
急性胆嚢炎の主な原因は胆石症です。胆石が胆管に蓄積し、閉塞することで炎症が起こります。胆石保持者では、この危険性が大です。 |
急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎の診断は、胆嚢炎を示す血液検査の結果などに基づいて行われます。特に白血球数の増加があると感染の疑いが高くなります。 |
急性胆嚢炎でない場合は、絶飲食し、電解質と水分を体に点滴し、抗生物質を投与することで治癒することが多いです。 |