〔白血病〕や〔悪性リンパ腫〕は大人にも多いがんですが、それ以外のがんは、大人では稀なものです。
小児がんの好発年齢は、乳幼児期が多く、続いて学童期、思春期になるにつれ徐々に減少します。
罹りやすいがんの種類も年齢層によって多少、異なります。
乳児期~幼児期前半 |
乳児期から2歳くらいまでの小児がんは、神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫など。
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幼児期~6歳 |
2歳~6歳くらいまでの小児では、白血病、横紋筋肉腫を含む軟部肉腫。
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10歳~思春期 |
10歳以後思春期にかけては、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多い。
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〔小児がん〕は、発見が困難で、しかも一旦発生してしまうと進行が速いので、早期発見が非常に重要です。
しかし、成人のがんに比べて、化学療法や放射線療法がよく効くので、早期発見ができれば、治癒できる病気となっています。
現在では、多くの場合、がんになった子どもの約70%は治癒しています。
日本では、がんに罹る子どもは、年間2,500人ほどです。
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