〔感染性肺炎〕の内で、細菌が原因となって肺の急性炎症を起こす疾患が〔細菌性肺炎〕です。
そして、細菌性肺炎の多くは、肺の実質部位である「肺胞」と呼ばれる部位に発症します。
細菌性肺炎の原因となる細菌には、次のようなものがあります。
肺炎の中で最も典型的な肺炎が肺炎球菌性肺炎。
インフルエンザウイルスとは全くの別物の細菌。
扁桃周囲膿瘍や猩紅熱、リウマチ熱などの原因菌。
口腔や上気道・性器の粘膜にに存在する常在菌。
皮膚や腸の常在菌で、しばしば食中毒の原因菌。
MARSと呼ばれ、ペニシリンの一種であるメチシリンが全く効果を発揮しない。
肺炎桿菌。高齢者に肺炎発症する危険大。
免疫力の低下者に感染すると緑膿菌感染症を誘起。
O-157などは、重篤な食中毒の原因菌。
無酸素状態でも生育できる細菌。
土壌中や一般自然界に広く分布する菌。
土壌中に分布し免疫不全者などに経気道感染。
カビの仲間菌で、結核患者などに肺炎を誘起。