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〔呼吸器の病気〕肺炎(レジオネラ肺炎) |
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〔レジオネラ肺炎〕は、通常、土壌や水溜りの中で繁殖するレジオネラ菌が原因で起こる肺炎です。 |
〔レジオネラ肺炎〕には、比較的軽症で感冒のような〔ポンティアク熱〕と呼ばれる肺炎と、重篤な症状を呈するものとがあります。 |
レジオネラ菌はそれほど感染力は強くなく、健康な人にはほとんど感染しません。乳幼児や高齢者など、免疫機能が弱っている病人などに感染し発病します。 |
レジオネラ肺炎は、レジオネラ(Legionella pneumophila)というグラム陰性桿菌という細菌の感染によりおこる肺炎です。 |
レジオネラ肺炎の潜伏期間は2~10日くらいで、症状には、重症の肺炎型と、非肺炎型のポンティアック熱と呼ばれる比較的軽症のものとがあります。 |
レジオネラ肺炎は、レジオネラ属菌で汚染された微粒子状の水滴を肺に吸い込むことで感染します。 |
レジオネラ肺炎の診断においては、厚生省レジオネラ症研究班が示している「レジオネラ肺炎の診断基準」というものがあります。
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レジオネラ属菌は、細胞内寄生菌であって、アメーバ、白血球、貧食細胞(マクロファージ)などの宿主細胞の中でも繁殖します。
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