〔骨肉腫〕は、稀には全身の骨にも発生しますが、通常は手足の骨の関節に近い部位から発症します。
具体的な部位は、大腿骨遠位や脛骨近位の膝関節付近が圧倒的に多く、肩や股の関節付近にも起こります。
傾向的には男児にやや多く発症します。
骨からでた骨肉腫の腫瘍が増大してくると、やがて血管に入り込み、肺に到達・転移して腫瘤を作るようになります。
〔骨肉腫〕は5~24歳くらいで多く発症します。中でも活発に運動をする10代の青少年期に最も多く発病する病気です。
以前の〔骨肉腫〕の治療では、手足を切断し5年生存率も20%以下だったのですが、現在では〔骨肉腫〕だけを切除するだけで済むようになり、5年生存率も60~70%にまで改善されています。
|