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〔口腔のがんとは〕 |
口腔とは、上下の顎や歯列、歯茎(歯肉)、頬、口唇、口蓋(上顎)、口腔底(舌の下)、唾液腺、筋肉などから構成される、神経や血管が豊富な部位を指しています。
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口腔がんは、身体全体のがんの中では2%ほどの発生頻度です。 |
口腔内にもがんは発生しますが、中でも一番多いのが〔舌がん〕です。舌がんは、舌の有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)と呼ばれる前方部に出来たがんをいいます。それより後方に出来たがんは〔舌根がん〕と呼んで区別されます。 舌がんは舌の縁に潰瘍ができはじめ、徐々に広がり、がん化部分はカリフラワーのような顆粒状になります。初期には刺激物がしみる程度ですが、進行すれば強い痛みを感じるようになります。 舌がんの発生原因は、主に口腔内の不衛生や喫煙が重要な誘因です。また、舌がんは、好発年齢は50~70歳代で、男性に多く発症します。 |