〔前立腺がん〕は、男性の膀胱と尿道のつなぎ目にある前立腺にできる悪性腫瘍です。 〔前立腺がん〕には、多くの種類があります。 大部分は〔前立腺腺癌〕と呼ばれるもので、通常は〔前立腺がん〕といえば、この〔前立腺腺癌〕を指しています。
〔前立腺がん〕は、初期にはほとんど自覚症状はなく、血液検査でのPSA(前立腺特異抗原)の高値により検知されることが多いです。 進行すると次のような症状が現れ、やがてリンパ節や骨、実質臓器に転移してしまいます。
・頻尿 ・残尿感 ・排尿困難 ・圧迫感
これらの症状は〔前立腺肥大〕と同様なものなので、詳しい診断によりがんかどうかの識別(区別)が必要となります。 〔前立腺がん〕は、50歳代以降に発症することが多くなりますが、日本における〔前立腺がん〕の死亡者数は、がんによる全死亡者の3.5%を占めていて、年々増加傾向にあります。